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食の新たな選択肢、「植物肉」とは?

植物肉ってご存じですか?
将来のお肉を支える一つとして多くの人に広めていきたいと感じた、先日のイベントの記録です。

人工肉?植物肉?

たまに行くモスバーガーでは、ソイパティを迷わず選ぶ私。
理由は、何となく健康に良さそうだから
そこまで値段も変わらなく、食感もお肉に近いこともあります。
今回食べてみたのはイスラエルの会社RILBITE(リルバイト)の植物肉
三井物産さんが手掛けていらっしゃいます。

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パティはこんな感じ。

植物肉はどういいの?

ここ数年で世界的に一気に伸びる市場も、オリンピックに合わせてまだまだ伸び続け、2023年には約7,000億円になる見込みです。
植物肉が注目されるポイントは3点あるのです。

環境:食料資源枯渇への対応策、環境負荷が小さい食品への高まる関心
健康:世界的な健康志向の高まり、ベジタリアンやフレキシタリアンの増加
倫理:動物愛護の観点

普通のお肉が私たちの食卓に並ぶまでには、たくさんの人の手に支えられているものの、実は環境にも大きな負担をかけており、これからの未来のために日本でも各社様々な形ですでに展開を始めています。

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RILBITEの特徴

大豆だけでなく、野菜なども多く含まれておりバランスがいいお肉。

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スパイスで味がつけられています。
資質ゼロ、食物繊維が豊富ですが、個人的には炭水化物の量が気になりました。
混ぜる技術が優れていて食感と風味を出す独自の技術を採用しているとのこと。
イスラエルでは子供たちの給食で使われているとのことで、すでに当たり前になっていました。環境を含めていいことだらけです。

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実際につくり、食べ比べてみた

今回は豚挽肉とRILBITEの植物肉で同じメニューをつくり食べ比べてみました。
つくったのは春巻きとスープです。

①植物肉は油をひいて調理する必要があること
春巻きをつくる時のこと。油をひき、パティをみんなでくずして炒めます。

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肉っぽさは何となく感じながら、調理は普通にできました。
一方で豚挽肉を調理すると、やはり水っぽさも感じ、植物肉の方が重みを感じました。

②植物肉をつかったスープではアクが出ない
豚挽肉を使いスープを作っていたときのこと。
みじん切りの野菜と豚を入れると、あっという間にアクが出てきて…みんなでワタワタとアク取りを行いました。

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一方で植物肉は何事もなく調理をします。こういう時には非常に便利だと感じました。

正直これ以外には差別化ポイントがなかったように感じるくらい、普通にお肉でした。

いざ実食!

左が植物肉、右が豚挽肉です。

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それぞれあまり分かりにくいけれど、植物肉の春巻きは少し茶色でした。だからといって食欲がなくなることは一切なく。
みんなで「いただきます」をしていただきます。

うん、美味しい。

確かに、少し植物肉には大豆?の香りがしましたが、そこまで違和感はなく、目隠しで食べたら気づかない可能性もあるレベル。
ついパクパク食べちゃいます。

一方で、パティをそのまま焼いてくださったり、ハンバーグ風にしていただいた際には、少し重さを感じました。
また少し時間が経ち、冷めると、だいぶ大豆感、重たさを感じるように。
植物肉は温かいお料理に合うのだと個人的には感じています。

使い分けで私たちの身体にも環境にもいい未来を

結局のところ、100:0で植物肉を・豚挽肉を…というの現実的ではなく
さすがに私も「これからは豚挽肉は食べられません。植物肉で過ごしてください」と言われたらショックだし、これからの未来をみんなで楽しくつくっていくためにみんなで使い分けをしていきたいです。
帰り際には、どんなメニューだったらいいのか?という話で盛り上がりましたが、和洋中でたくさんのメニューがあがりました。
パティはありますが、くずして使うことの方が良さを活かした調理法になると思いますし、ここはまだ改良の余地がありそう。

いくらなら買うかなぁ…と考えていましたが、意外に相場と同じような金額だったので、挽肉のような形で発売されていたら、手に取るだろうなと。
まだ口にしていない人からすると、美味しさのの部分で怖いと思いますが、すでに食べて美味しいと感じている私は手に取りたいです。
一般のお店でも、単純に健康にいいだけではなかなか定着させることは難しいけれど、色々な人がこういった形で発信していくことで少しでも選択肢にひとつとしての植物肉が広まるといいなと。

また新たな食の選択肢として、注目していきます。


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