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2020.4.6 エッセイ日記 *私を見つめて。

朝6時、目覚まし時計の音で目を覚ました。直ぐにカーテンを開けると、自宅マンションの前に流れる河川沿いに、沢山の桜が見事な満開を迎えている。
こんな状況でも桜は綺麗に咲き、人の心を圧倒的させる。清々しい太陽の光で桜はよりいそう華やかに見える。いつまでも見ていたい、いつまでも咲いていて欲しい、それは叶わず仕事に向かう。
今の状況など忘れたくて、仕事に集中する。会社の窓から、日中もいい天気なのがわかる。
残業を終え、車に乗る。いつもの道を走るが信号に引っ掛かる事もなく、ずっと走る。
もうすぐ自宅というところで信号が赤になった。ふと車の窓越しから見えるファミレスの灯りが目に入り、その店の横に植えられている大きな枝振りのではないが、桜が藍色の空と店の灯りに照らされ、見事に綺麗く美しく品があった。 秀吉も盛大な花見をしたらしいが、その当時も桜は、このように美しい花を咲かせていたのだろう、毎年変わらず昔からずうっと。
変わってまったのは、人間のほうかもしれない。

信号は、青に変わり車を走らせ河川沿いの桜が立派で幻想的だ。それを横目に猫が待つ自宅へと向かった。

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