製品サイクルに学ぶ投資のタイミング
こんにちは、はるぱぱです。
前回の記事から少し期間が空いてしまいましたが、皆様はその後どのような成績を収められているでしょうか?
私たちの昨年からのメンバーはその後も順調に収益を伸ばしています。
昨年からコロナ禍での時代背景が色濃く出ている投資業界ですが、自分の手法やモノサシの構築が必要になっている方もいるようですので、一説お付き合いいただけたらと思います。
市場の原理に基づく材料ですので是非ご活用ください。
サイクル理論にはメルマンサイクル氏が提唱した経済のサイクルの期間があります。
経済は18週でおよそ1サイクルと言う事ですが、この周期は少し早めのものになります。
製品を大量生産する工場を思い浮かべてください。
新しい商品が生産され、工場から出荷され、各店舗に届き、人々に認識されるまでは数週間程度あれば十分ですが、この製品がリピーターとして再購入され、売り上げを伸ばし切るまでと、その後一度停滞減速期を経るまでの期間は同一ではありません。
この辺りをイメージするには在庫循環図と検索してお調べください。
その後にトップ画像に戻っていただき、緑のサイクルの向きをご覧ください。
最初は冬の時代から始まり、設備投資や原材料の確保、生産への移行、在庫の増加が始まります。
次に春の時代が来て、工場から出荷、各店舗への配送・販売、生産量増加、認知度上昇、在庫量増加などに移行します。
次に夏の時代が来て、認知度・人気度上昇、生産量のさらなる加速化、在庫量の増加・調整などに移行し企業収益は最大化となっていきます。
そして秋の時代で過渡期を迎え、徐々に停滞・低迷期を経て最終的にまた冬の時代に戻ると言う事です。
このサイクルの過熱感はつまり集団心理のベクトルをおよそ示唆しています。
では、このサイクルの秋から冬の時代に投資を始めた方がいきなりポジションを多く持つことはどのような結果を示唆しているでしょうか?
ここまで説明すると、大体の方はなるほど自分が相場と言うものの本質を理解していなかったと思うことでしょう。
しかし、これを知らずに以下のようなニュース記事があったらどう思うでしょうか?
2018年来より[約3年間]NISAの取引を行なっている人の利益が、一時的に損失の場面を迎えるも現在1.5倍となっている。
投資初心者であればこの記事を見て、NISAに投資をしておけばよかったと思うかもしれません。
ではあなたに問います。
今は日本経済は高度経済成長期以降[最大の]伸び率を迎えている。
このようなニュースに買いたいと言う欲求が生まれ飛び付きたくなりませんか?
最大の、と言うワードはこの4つの時代のうちどの部分を指すでしょうか?
夏の時代ですね。
では、この時期から投資を始めるのは適切でしょうか?
ここで格言の登場です。
待つも相場、と言う格言がありますが、この待つと言うのは取引するタイミングを自分のルールに適合するように適度に待つ、と言う意味合いもありますが、本来の優位性としてマッチングするのは当然冬の時代から春の時代に移行する段階としてポジションを仕込む、というセオリーの思考や取引方法が盛り込まれているかと言う事です。
車を例に例えましょう。
車は昔から4~5年ごとにマイナーチェンジやモデルチェンジを繰り返しています。
その切り替わり寸前に次の製品の情報もなく、次はアタリだと思うこの思考は投資でしょうか?ギャンブルでしょうか?
このように考えるとサイクルの節目というのは非常に重要だとお分かりいただけると思います。
サイクル理論でもオーブと呼ばれる範囲があり、18週の基準に対して±1/6の誤差の範囲で相場のボトムをつける確率が80%以上あると言われています。
この80%と言う数字が優位性として信頼できるのであれば使わない手はありません。
あなたがもし、昨年から今年にかけて成績の伸びがいまいち、或いは減速傾向であるなら、取引の割合を一旦減らし、過去検証の中で今回の材料をご自身のモノサシとして組み込んでみてください。
それではさらなるご武運をお祈りしております。
またお会いしましょう。
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