東北編⑪【蔵王のこけしにびっくり】四輪紀行
● Day10: 2022.10.11 鶴岡市 → 多賀城市
今日も朝から雨。月山の方向の空には黒い雲が重なっている。雨がしとしと降る中、R112 月山道路を快走。
道の駅月山、道の駅にしかわ で休憩し、お土産用に地元産のジャムを買っておいた。
長いトンネルをいくつか抜けるとあっという間に月山の山並みを越えてしまった。天気が良ければ並行する旧道を走れば面白かったかも..と思いつつも、天気が悪いし一気に走り抜けれてよかった..とも^^
四方が高い山に囲まれた山形の街並みを抜けて蔵王エコーラインに向かった。
走りたい道があればその道沿いにある道の駅や何かの施設をナビの目的地にセットするのだが、地図で「みやぎ蔵王こけし館」が目に留まり、とりあえずそこを目的地にして向かうことにした。
先日の八幡平もそうだったが、蔵王エコーラインも標高が上がるにつれて強烈な風が吹き荒れて怖いほど。車を降りると風に吹き飛ばされそうで、雲は自分と同じ高さをものすごい速さで流れて行く。
しばらく走ると下界の風景が眼下にくっきり見える、なんだか不思議な光景。
滝見台辺りは風がおさまり、三段の滝が遠くに見えた。
ナビの目的地にしていたこけし館に着いた。特にこけしに興味があるわけではなく、そのまま仙台に向かおうと思ったが、せっかくなので見学することにした。
受付に誰もいなくて館内の電気は落とされている。どうしようかと思っていると、遠くで芝刈りをしていた人が気付き、走って戻って来た。
入場料を払い中に入ると、先ず展示されている大小様々なこけしの数にびっくり。ずらり並んだというか、一面こけしだらけ。
こけしにはいくつかの系統があるようで、系統別に分類して展示されているコーナーがあった。
東北がこけしの発祥地で、木地師がお椀などを作るかたわらに温泉地の土産物として作りはじめたことが起源らしい。知らなかった..
なかなか面白い博物館だった。
今夜泊まる仙台の宿をナビの目的地にセット。r47 から仙台に向かうルートを選び、ナビに誘導されるまま空いた道を走った。
山形自動車道の高架をくぐった辺りのドライブインのような所で休憩。昼は過ぎていたがお腹は空いていないので、看板が賑やかな売店でこんにゃくの田楽と「たまこん」を買って食べた。
8日前に出発したときと同じ多賀城の宿に着いた。フロントで今日から始まった全国旅行支援が適用できないか尋ねたところ、宿泊代が割引かれ、地域振興券がもらえた。
不気味な空模様の夕暮れ時、東北最後の夕食は、もらった振興券を握り締めて牛タンを食べに行き、使い果たした^^
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