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ベトナム時間はゴム時間?


おはようございます。


ベトナム語の面白い表現のひとつに
Giờ cao su (ゾー・カオ・スー)
と言う言葉があります。


「ゴム時間」
という意味です。


ゴムなので、伸びたり縮んだりするはずですが、
もっぱら伸びる方、遅刻することを指します。
その人の都合で、どんどん伸びちゃうんですね。


会議や結婚式、ちょっとした集まりなど、
時間を約束しても、
時間通りに始まることは稀です。


ビジネスの会議であれば、それでも
そんなに遅れずに始まりますが、
結婚式や宴会は、時間通りに行くと、
ほとんど誰もいないことが普通です。


後からやってきた主催者から
「あれ?ずいぶん早いね?」
なんて言われます。


時間通りに行くのは、
野暮なのかもしれません。


「ベトナム人は、ゴム時間病だ」
「ゴム時間病は、ベトナム人の
骨の髄まで染み込んでいる習慣だ」


と、ベトナム人自身が言っています。


そういうところで生活すると、
日本人はひたすら待ってばかりだったり、


誰もが時間や締め切りを守らない中、
間に合わせようと自分ばかり頑張って
気苦労を背負い込んだり、


という状況になりがちです。


時間の無駄にしている、
と感じる場面が多く、
イライラすることもありますが、


良いな、と思うこともあります。


それは、自分が遅刻した時や、
自分に何か事情があって行けない時。


みんな、とっても理解があります。
怒られることは、まずありません。


長い人生、みんな色々な事情があります。
それを当たり前のこととして
理解してもらえるので、
楽な面もあるのです。


世界を見渡してみると、
「ゴム時間」な国は
ベトナムだけではありません。


日本ほど時間に厳しい
(開始時間に限りますが)国は、
実は少数かもしれません。


私は、他人の時間も相手の時間も
大切にしたいので、
基本的に時間は守りたいと思っています。


ですが、あまりに時間について厳しくなると、
息苦しくなるのも事実。


そんな時に、ゴム時間の感覚を
少しだけ取り入れて、
相手の事情や自分の事情を受け入れてみると、
ちょっと楽になるかもしれません。

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今日のレッスン♪

各々の都合に合わせて
ゴムのように伸び縮みする「ゴム時間」。
あまりに待たされるのはともかく、
お互いの事情を思いやるには、便利な面も。

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いかがだったでしょうか?

また明日!
今日も素敵な一日を♪

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