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仕事も生活もごちゃまぜなベトナムから、学んだこと

こんにちは。
小尾晴と申します↓プロフィールはこちら↓
https://note.com/haruobi/n/n43f760469b42


私は、留学で2年間、仕事で5年超
ベトナムに滞在していました。

その間3年ほどベトナム地場の証券会社に勤務。
当時400人以上のベトナム人スタッフと一緒に
働いていたのですが、
職場にスタッフの子供が来ることが
結構よくありました。


お母さんやお父さんの仕事が終わるまで、
子供が待っていたり、
その間、その子供と他のスタッフが遊んでいたり。


それはそれで可愛いな〜と思いつつ、
当時独身で、子どもが身近でなかった私には、
どうして子供が職場に来るのか、
ピンと来てなかったんです。


仕事と家庭って、切り離した方が
仕事に集中できていいんじゃない?


職場に子供が来るって、
やや迷惑じゃない?


ベトナムならではだよね〜、
日本ではありえないかも。


そんなことを思ってました。

ですが、いざ自分が子供を産んでみると、
ベトナムのあの習慣、最高だな!
と思うように。


育児は本当に大変で、
何時から何時まででハイおしまい!
とはならないんですね。
ある意味親は無限責任を担ってます。


学校が突然お休みになったりして、
ずっと家に一人だったら心配になる。


最初はおばあちゃんのお家に行く、
と言っていても、


直前になってママがいい!
と言って暴れることもある。


だから、職場にも理解してもらって、
時には職場に家庭の事情を持ち込んで、
皆もそれを受け止めて…


というのが、とても素敵だし、
親も子供も助かるなあと思ったんです。


仕事と生活は切り離すのではなく、
続いているものとして
自分も周囲も捉えた方が、
楽に生きられるということですね。


独身でベトナムで働いている時は、
ベトナムで仕事を進めるマイナス面が
目についてしまうことが
結構ありました。


仕事が予定通りに進まなかったり、
来るはずの連絡が来なかったり、
人が突然休んだり。


どうなっているの?と
尋ねると、
○○で行けなかったの、できなかったのよ、
と、特に申し訳なさそうでもなく話すのに
ちょっとイライラすることも。


皆が責任感を持って、
スケジュールを守って、
しっかり仕事を進める日本は
やっぱりいいよな、
と思ったのものです。


ですが、いざ自分が子供を育てる立場になると、
予定通りにできない理由や背景も
ようやくわかって来ました。


そうすると、改めて
ベトナムの良いところが見えてきます。


自分の都合でお休みも取りやすいし、
子供の病気などで、仕方なく
予定をキャンセルすることがあっても、
みんな、大丈夫だよ、
と言ってくれます。


「Không sao đâu!
(コン・サオ・ドウ!)」
「大丈夫!」という意味のベトナム語。
これに、どれだけホッとさせられるか。


職場だけではなく、
ベトナムは社会全体が
子供ウェルカムです。


レストランに食事に行くと、
店員さんが子供をみていてくれて、
親御さんがゆっくり食事をできた!
なんてことも。


飛行機に乗っていて子供が泣くと、
日本人ビジネスマンばかりの便では
正直生きた心地がしませんが、


ベトナム人ばかりの便に当たればラッキー。
周囲が上手にあやしてくれたり。


このYoutube見せればバッチリよ!
なんて言って、
見せてくれたりもします。
子供もいつの間にか笑顔に。


今は日本で働いていて、
上司はベトナム系の人。


やっぱりお子さんが
放課後気軽にオフィスに来て、
空いている机で宿題をしたり、
スタッフとおしゃべりしたりしてます。


上司の影響なのか、
日本人社員の息子さんも、
春休みや夏休みなどで学校がお休みの時、
自宅が近いからと時々来ていました。


こういう文化は
どんどん日本にも持ち込んで欲しい!と思います。


仕事と生活は、切り離さずにまぜちゃった方が、みんな楽になれそうですね。


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