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碧月はる
2021年2月1日 17:45
「みて、”もも”みたいにきれい」 そう言ったちびの頬も、隣に立つ長男のそれも、桃色に上気していた。 うっすらと染まる夕焼けを眺めながら、真っすぐに空を指さして笑う。小さな指先を眺めながら、私もつられて笑っていた。*