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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2021年10月の記事一覧

ぼくみたいな人間が最初からいない前提の社会なんて、空に吸い込まれて消えちまえ

「戸籍名変更の申し立てなのですが」と家裁の受付で告げたぼくの声は、低くこわばっていた。自…

伊藤チタ
3年前
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あなたと2人で過ごす時間を、愛おしむこと

その日、22時くらいだったろうか、仕事を切り上げてリビングの扉を開くと、夫がソファの上でだ…

伊藤チタ
3年前
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だれしもがみんな、多かれ少なかれ白鳥なのだ

派手になりたかったわけじゃない。ただ純粋に、そして切実に、心と身体の齟齬を取っ払おうと、…

伊藤チタ
3年前
41

いくつもの夜をこえて #あなたへの手紙コンテスト

あなたが再び出社するようになって、少し経ちますね。朝あなたが座っているとついついほっとし…

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泣きながらカップ麺を食べた。まだ大丈夫と自分に言い聞かせた

ライター1年目、文才がないとずっと自分を責め続けていた。右も左もわからないままライターに…

あなたの相談相手は誰ですか

 昨夜は満月。  だからといって特別なことはしないけれど。  友達との会話で得たものが…

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私のミソジニー

頭上より遠く先に、光がぼんやりと揺れている。 酸素が薄く、視界の悪いここに、いつからいたのだろう。 不思議ね、自分の意志で決めて進んでいいのに、みんな同じ方へ列を作って流れていく。 倒れた人に手を差し伸べる者はいない。 足を引き摺り歩く老人を見て、可哀そうと足を止めた子どもに親が、私たちに出来ることは何もないと、お医者さんに任せればいいと、子どもの手を強く引き、急ぎ足で進んで行く。 流れから右に大きくそれて歩き出した中年者に、冷ややかに陰口を続ける中年者と、指を差し馬鹿笑いを

愛にできることはちゃんとあったんだ

先日、7年前に亡くなった母の誕生日を迎えた。生きていれば57歳。でも、もうこの世にいないか…