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彼と私の家族観

結婚するのが普通と思ってた

好きになった人と
いつかは結婚する時が
来ると思っていた

彼に会うまでは

結婚にこだわらない
独身主義者
そんな人がいるのを知らなかった

それを聞いた時
彼を好きになりすぎていた私は
そーいうのもアリかもね
と簡単に思ってた

結婚と言う形じゃなくパートナー
会いたい時に会って
じゃ、またね!とさよならする

俺は不器用なんだと思う
恋愛はできても
結婚は2人だけの問題じゃなくなる

家族は?
 いらない

寂しくならない?
 ならない

子どもは?
 いらない

なんで?そう言い切れるの?
 人間は所詮はひとり
 生まれるのも死んでいくのも

子どもは自分で両親選んで
生まれてくるらしいけど

 じゃあ、俺は外れたな

どうして?そう思うの?

 小さい時から喧嘩ばかりしてる親を見ていた
 俺はその横で膝を抱えて終わるのを待っていた
 あの人たちは俺が見えていないと思った
 俺がその時にどう思うかなんて
 考えてもいなかったんだと思う

楽しい思い出もあるでしょ

 あったかな〜
 思い浮かばないや

私は、それ以上聞くのをやめた
彼の家族を作らない理由が詰まった告白のようなもの

私の家族との楽しい思い出
彼の家族との切ない思い出
これから作りたいと願った彼との思い出

家族の価値観
それの違いに気づくまで

私の中の母性本能が
疼くまで

彼を好きな気持ちと
私の普通な考え

私が彼の気持ちを変えられるかもと思う
小さな期待と自信

それでも

なんとなく

いつか
終わりが来るだろうと予感する自分

想像してしまう
彼の生活の中で
取り残されて行く私

冷めるのではなく
覚める時がくる

無い物ねだりは 人の常

だけど、もう、しばらくは
彼の隣で……

私だけの根くらべ

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