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私が胸を張って提供できるものは?

こんにちは。春野ウメコです。蒸し暑いです。

先日、北海道物産店にてアルバイトをしている最中、お客さんに話しかけられました。

「お姉ちゃんさ、これ食べたことある?」
ちょっと強面な男性(イケイケな兄ちゃん風)が、冷凍の餃子を2袋購入され、私がレジにて袋詰しているところでした。

「はい、食べました!具がたっぷりで皮もモチモチで美味しいです。」と私が答えると、イケイケ兄ちゃんは続けて話します。

「俺も前にここで買って美味しくてさ、北海道の販売元の店舗から、取り寄せたりしてたんだよねぇ。でもそうすると、餃子より送料の方が高くってさ。だから、またここに買いに来たわけよ。」と、笑顔。

地方の美味しいものを気軽に購入できる、物産店のありがたさを感じます。
私もそうでしたが、泊まりで遠出できない環境の人たちにも、旅行気分を味合わせてくれる場所だと魅力を感じます。

ちなみに、この餃子は「音更餃子」と言いまして。私は、ハイクオリティ冷凍餃子と呼んでいます。
「音更(おとふけ)」とは北海道十勝地方にある町の名前です。

偶然なことに、私がお世話になっている美容院の美容師さんが、音更町のご出身で、この餃子が生まれた「宝永」という食堂によく行っていたとか。

宝永さんは小さな食堂で町に馴染み、地元の人たちに愛されているとお話を伺い、小さな餃子一つにもすごく愛着が持てました。(もちろん美味しくいただきます笑)

まさか美容院で、音更餃子のルーツを聴けるとは驚きです。そして、話を伺った美容師さんは、私の担当ではありません。笑

前置きの餃子の話が長くなりました。本題に入ります。

私は今後「何を」「どうして」「どうやって」働くのか、小さな可能性の糸を探しては引き、探しては引いていました。

ハンドセラピーで独立できるか

ハンドセラピストとして、その施術で対価を貰い、それで生計を立てられるのか。ただ何かしら闇雲に始めれば良い、という訳には行きません。

この資格を取得するためにお世話になったセラピストの先生によると、

・ハンドセラピーは単価が低いので、それだけで生計を立てるのはなかなか難しい。
・イベントなどで出店したり、間借りなどで営業をし、気軽に施術を受けて貰える。
・それをきっかけに、ヘッドセラピーなど単価の高い施術に繋げる。

いきなり生計を立てようとするのではなく、初期投資を抑え、「小さく始めて」まずは収入を得てみるか。

創業支援のセミナーを受講すると、創業期の資金調達制度や事業計画書というものがあると知ります。
経営理念に事業コンセプト、収支計画など、私の頭に重くのし掛かってくる言葉ばかりが並びます。

この頃は、「独立する」いうことに目標が転嫁してしまっていて、本来目的に据えるべき「自分の特性を活かし、ストレスなく働く」ことを見失っていたように思えます。

ハンドセラピストとして人に癒しを与えたい!ではなく、独立したい!からのハンドセラピストだったからです。

気付きのきっかけ、ふと現れる

突然ですが、私は1年半ほど前からヨガを習っています。
個人でヨガのレッスンをされている先生の、ヨガ教室のポスターを近所のお寺で見かけ、引き寄せられるように始めました。

ヨガで体幹を鍛えることで、私の意志の軸も太く強いものになったと自負しています。

それもこれもご指導の賜物で、先生が与えてくれる言葉や笑顔がとても大好きなのです。のほほん。

ある時、先生から急に連絡がありました。
なんと膝を骨折してしまったとのこと!!

私も以前に右手首を骨折し、不自由な経験と周りの方達の温かさに支えられた経験があります。
その時の記憶と感謝がじんわりと浮かんできて。
「いつもお世話になっている先生に、私が力になれることはないか。」と、考えを巡らせます。

先生は、若い大型犬のわんこを2匹飼っていらっしゃいます。
「ご家族がいるけれど、わんこの散歩に…遊び相手に…ケアに…大変だろうなぁ。」

「わんこたちのお世話のお手伝いを通じて、先生の力になりたい!」

ハンドセラピストとして独立を検討しているのに、私が胸を張って誰かに価値を提供できると、信じられるものは「動物のこと」でした。
この時はっきりと気が付きました。

私はハンドセラピストになりたいのではなく、なんでも良いから「独立する」という前途多難な道筋だったと着地しました。

まさか、先生の骨折が気付きのきっかけになるとは。

先生はご自身で、「今回の骨折は、仏さまからのギフトと受け止める」とおっしゃっていましたが、その前向きな姿勢が私にもギフトをくださいました。感謝です。

やりたいことなんて無かった

ライターも、Webデザイン・Webマーケティングも、ハンドセラピストも、結局はやりたいことでは無かった。

前職を退職してから6ヶ月経ち、ようやく分かったんです。
「私には、やりたいことなんて無かったんだ〜!!」

時間はかかりましたが、非常にスッキリしました。
長年の便秘が解消された感覚。

人生って不思議なもんで、目の前をまっさらにすると、新しい何かがやってきます。

図書館から「予約していた本のご用意ができました。」と1通のメール。

予約した事さえ忘れていた本のタイトルは…なんと!

“世界一優しい「やりたいこと」の見つけ方” (著者 八木仁平さん)

いやはや、世の中上手く出来ています。
私にもギフトをありがとう。もちろん読みますとも。

ということで、前回最後にお話しした「ひとつの答え」とは、「やりたいことなんか無かった」です。はぁ〜スッキリ!

さて、
この本を読んで、やりたいことは本当に見つかったのか!?これからもアルバイト生活なのか!??

皆さんが気になるかならないかは置いておいて、ぽつりとまたnoteを書こうと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた。

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