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【第14話】幸せな時こそ頑張る

2021年 2/4のアーカイブ

大学の部活を引退してから今まで、とても楽しかった。たまに人と遊んで、電話して、お金に困る事もない。音声学習をして読書して、適度にバイトして、筋トレする。自分の全ての時間の使い方を、自分で決めることができる今はとても幸せだ。

高校生の頃はずっと、未来の幸せのために、今を犠牲にするような考え方だった。一刻も早く、もっと頭のいい環境に行きたいと思っていた。いい未来が待っていると信じて、勉強とサッカーをひたすらに頑張った。

いい未来に到達するために頑張って、ある程度意図した未来に到達できた。それはとても幸せな事なんだけど、どこか自分の身を削っているような辛さもあって、もっと上手いやり方があるんじゃないかと思っていた。

大学に入って部活をやっていた頃は、今の幸せは、今全部食べてしまおう、というような考え方にシフトした。未来を心配することなく、今を見つめて幸せをいっぱい感じるこそが、幸せだと思っていた。まあいいか、とわざと周りに流されて、どこだか分かんない所に、頭を突っ込んでいくような感覚が多々あった。

自分の本来の性格でいくと、高校の時の考え方の方が楽だ。元々ネガティブな性格だから、大学の時の考え方は、楽しいんだけど、少し無理をしてやっているところがある。しかし、高校よりも大学の方が、幸せは大きかった気がする。

そんな時に、ある人のツイートにこう書かれているのを見つけた。

「今のこの瞬間が幸せで、生活は満足なもので、ずっと続けばいい、と思うのは分かるんだが、必ず終わりが来る。今のその幸せなうちに準備をして変化する者だけが、楽しい暮らしを継続してゆける。安定などないと諦め、現状への満足など捨てる人にのみ、安定した楽しい生活がずっと続いてゆくのである。」

なんだか腹に落ちた。安定などない、というのが仕事だけでなく、日常生活のあらゆるものにも当てはまる、という事が盲点だった。

俺は今、とても幸せだ。この先も幸せに生活し続けるために、頑張るのだ。

2021年 3月29日現在のコメント

自分は4月から社会人になる。ほんの半年前までは、会社で与えられた仕事を全力で取り組んでいこう、くらいに思っていた。でも、たぶんだけど、そんな悠長なことを言っている場合ではない。

もっと能動的でいないと、生き延びれない。
変化し続けないと、生き延びれない。
ほんとうに。
そんな危機感が自分の中には渦巻いている。

特に大学1〜3年くらいまで、幸福についてよく考えていた。今ではあんまり考えなくなったんだけど、それこそが精神が安定してきた証だと思う。

第4話【幸福論】でも書いたんだけど、椎名林檎さんの幸福論という曲の歌詞も、幸福を考える上で素晴らしいと感じている。




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