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子どもを産まない代わりに

こんばんは!前髪を目の上の位置でパツッと切るか、大人っぽく伸ばして流すか、定期的に悩むはるねずみです。ただし、「真ん中分け」はものすごく似合わないことがわかっているので、おそらくもう二度とすることはないと思います。

・・・って、そんな話はさておいて!!

今日、ついにドラマ『きのう何食べた?』シーズン2の最終話を観てしまいました。

シロさんとケンジのほっこり笑える掛け合いが大好きで、どの回も共感したり考えさせられたりするテーマが詰まっていて、一気見したくてもだいじにだいじに観てきたのですが、とうとうおしまい・・・( ;∀;)

ドラマも漫画もアニメも、最終話が近づくと寂しくなります。長く続くお話であればあるほど、登場人物たちに感情移入して愛着がわいて、「終わってほしくない!もっとこの人たちのこれから先を見ていたい!」って気持ちになっちゃうんですよね。

結局、ドハマりしていたアニメ『宇宙兄弟』も50話ちょっとくらいまで観て止まっています。

でも、このドラマはなんとか、最終話までこぎつけられました!

最終話といっても、もしかしたら『孤独のグルメ』みたいに”シーズン10”くらいまで続いてくれるかもしれませんしね!

シーズン2も、どの回も本当に良かったです。各話ごとに感想書いておけばよかった…また時間を置いてシーズン1から振り返ろうと思っています♪

このドラマを観て、パートナーや家族、友人、周りの人たちへの向き合い方とか、感謝の気持ちの伝え方、歩み寄り方、愛情表現、自分と違う価値観をどう受け止めることができるのか・・・色々なことについて考えるきっかけをもらえました。そして、今自分の中にある幸せを再確認させてくれて、自分の行動を見直すこともできたと思います。


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主人公のシロさんが50歳という人生の大きな節目を迎え、最終話では人生の終わりまで見据えて、この先どう生きていくか、大切な人のために自分は何ができるのか、を考えるお話でした。

私は今年、35歳になりました。

人生100年と考えればまだまだ若いですが、「アラサー」とも言えない年齢に差し掛かり、もしも子どもを産むとしたら「高齢出産」という扱いになってしまう年齢にも足を踏み入れています。また、転職活動をするとしても年齢制限で引っかかって、応募すらできない求人も増えてくると思います。

そういう意味では、これからは一つ歳を取るごとに、「できること」より「できないこと」が増えていくんだな・・・と、なんだかもう人生の終わりを意識してしまうような、せつない気持ちになってしまうんですよね。

私の母方の祖父は、今年86歳になりました。私もそれくらい長生きできるかもしれないし、もしかしたら急な事故や病気になるかもしれないし、、私じゃなくて夫や他の家族、友人、大切な人達と急に別れる時がくるかもしれません。

「~すればよかった」と後悔しないように、「終わり」「別れ」を意識しながら今を生きることも大切だなと改めて思いました。


この後は、『きのう何食べた?』最終話を観て、考えたことをお話しします!ドラマの内容メインというより、自分の人生?について話しますが、もしかしたらネタバレまがいのことをしてしまうかもしれません・・・!

まだドラマを観ていなくて、少しもネタバレ要素は入れたくない!という方はご注意願います(´・ω・人)


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私は、どちらかというと「結婚願望」はあまりない方でした。

子どもの頃は、20代前半で結婚して子どもを産んで・・・という人生に憧れていたというか、それが当たり前(?)のように想像していました。

が、大人になっていくにつれて考え方が変わっていきました。

「私にはちゃんとした子育てはできないに決まっている」
「同じ人とずっと一緒に居られる自信がない」

という考えから、子どもを産むことについても、同じ人をずっと愛したり愛され続けることへの自信もなくて、「結婚」も「子育て」も自分には縁遠いものと考えていたんですよね。

それでも結局、結婚はしました。(この経緯は今回は端折ります)

ただ、「子どもは持たない」ことは婚約の時点で約束していました。

育てる自信がなかったことが第一で、あとは奨学金の返済という経済的な理由だったり、その他の面においても、自分のことでいっぱいいっぱいなのが理由です。


子どもを産むつもりがないという意思は、今のところ変わっていません。

ただ、私は義両親に会ったり近況を聞いたりするたびに、「孫の顔を見せられない」ということに勝手に罪悪感を感じたりしています。

二人はとても仲の良い夫婦で、二人がお出かけしたりゆったり暮らしている様子はとても幸せそうに見えます。

子どものことで催促や期待をされたことだって一度もないのですが、「こんなに私のことを受け入れてくれて、これだけ良くしてくれているのに、私は何も返せていない。喜ばせることができていない」という気持ちから、「せめて・・・」と時々思ったりしてしまいます。

義実家に遊びに行ったときなど、「もしここに夫との子どもがいて、”おじいちゃん””おばあちゃん”として一緒に孫と遊べていたら、今よりももっと笑顔がいっぱいになるんだろうな。もっと楽しい思い出が残せるんだろうな」と、仲良しな二人の穏やかな顔を見ながら想像します。

子どもを残さないということは、夫や義両親のすばらしい遺伝子(表現!)も、後世に残すことができないということなんですよね。それは日本、いや地球にとって惜しいことだなと思います。(大げさ?)

最近考えるんですけど・・・何かをもらったとき、自分が相手に何を返せるのか、返すべきなのか。自分以外の人を大切にするということは、具体的に何をすればいいのか。

私にはまだわからないことだらけです。

考えれば考えるほど、何が正しいのか、わからなくなってきます。何をしても相手の負担になるかもしれないし、何もしなければ相手に何も伝わらないし・・・


ドラマの二人は男性の同性愛者ということで、主人公シロさんは、自分の両親に孫の顔を見せられないことに後ろめたさを感じていました。

ただ、一人息子の自分に介護などの負担をかけないようにと、長年住んできた家(シロさんにとっての実家)を売り払い、そのお金で夫婦そろって老人ホームに入ることを決断するんですね。

ただ、それでもやはり、両親としては「実家」という財産を遺すあげることができない申し訳なさから、せめて少しでも「お金」を遺せるようにと、自分達の入るホームは郊外の安いところを選ぼうとします。

そういう二人の気持ちにたいして、シロさんはビシッと自分の考えを伝えるんですよね。

ここからはちょっとうろ覚えなのですが・・・(早速忘れたんかい!)

そういう二人にたいしてシロさんは、無理してまで何か自分のために遺そうとしなくてもいいのだと伝えるんです。自分も、両親のために「子ども」を作って、後世へと繋いでいくことができないことに、申し訳なさを感じてはいるけれども・・・それでも、これまでの人生で両親からたくさんのものを受け取って、それを周りの人に与えていきたい・・・というような話をしていたと思います。

肝心なところ曖昧ですみません・・・!


義両親はとてもいい人です。私がもっと~~なら、二人をもっと喜ばせられるのに、とか、私が子どもを産めれば二人におじいちゃんおばあちゃんとしての喜びも感じさせてあげられるのに、とか色々思います。

そういう気持ちは、二人への感謝から出てくるものです。

でも、このシロさんの話を聞いて、必ずしも「子ども」という形じゃなくても、お返しする方法はあるのかなと思えました。

二人にたいして感謝をきちんと伝えていくのはもちろん、義両親、夫、周りの人たちからしてもらって嬉しかったこと、助けられたことを、私も、今関わっている人や、これから出会う人達にしていけばいい。

そういうことは、自分の子どもにしかできないことではないですもんね。

遺伝子を残さないともったいない!と思ってしまうくらい素敵な人達の、この世に生きていた証を遺す方法は、必ずしも子孫という形じゃなくても、『魔法少女まどか☆マギカ』でいう「概念」として、みたいな・・・(ニワカなので解釈間違ってたらすみません汗)

私が教わったこと、言ってもらえて救われた言葉、自分を好きになれた理由、そういう考え方とかを受け継いで、伝えて残していければいいなぁと・・・


***


こうやって話していると、私が「子どもを産まない」言い訳をあれこれこねくり回しているだけにも思えてくる・・・けど・・・

ただ、子どもがいないことで、劣等感というか疎外感を感じることもこれまでたくさんあったので、「逃げ」とか「楽をしている」とかっていうのとは違うかな・・・と、私の中では思っています。

今、私の年齢が子どもを産むか産まないかという問題においてはめちゃくちゃ微妙なところなのもあって、毎日のように考えがぐるぐるしています。

でも、だからこそ、こういうドラマとか他の人の人生を参考にしたりして、自分の中になかった考え方を知れるのはいいことだなとも思うんですよね。

って感じで、こんなフワフワ脳みそなので、また違うドラマとか見たら影響受けたりするのかもなぁ・・・ははは(;´∀`)w



ああ、ちょっと何が言いたいのかわからなくなってしまいました!



「子どもを育てる自信がない」という気持ちは変わっていないけど、義両親にたいする気持ちや、「この人に似ている子どもはきっとかわいいだろうな」という夫への気持ちは、私が彼らに心から感謝していて、愛情を持っているからこそ生まれる気持ちなんだと思いますし、出会っていなかったら想像もしていなかったことだろうとも思います。

できないことはできなくても、一つの方法や自分の中の固定観念にとらわれず、もっと柔軟に、幸せになる方法を模索していきたいです。



最後までお読みいただきありがとうございました!(急に)

くそぉおお・・・最終話めちゃくちゃ感動したのに、いっぱい思うことあったのに、うまくまとめられなかったよ・・・文章力をください・・・Wow,wow・・・

おやすみなさい・・・Zoo・・・(´ぅω・`)


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