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できなかったことができるようになったから、それで幸せ。

今日、日付変わって昨日、とてもいい一日だった。

思い返しながら涙があふれてしまうくらい嬉しくて、同時に信じられない気持ちでいっぱいだ。

去年の夏の終わりから、私はすごくダメダメになった。

もともとそれほど良くもなかったけど、自分で嫌になるくらい心も身体も余裕がなくなって、色んなことがちゃんとできなくなった。

きっかけは、偶然道端に落ちていた小さな石ころみたいなものだった。それにつまづいてバランスを崩してしまった。

それまで、私にしては順調に走り続けてこられたのに、急に胸が苦しくなって、そのまま立ち止まりうずくまってしまった。

そうこうしているうちに自分から人が遠ざかっていくのがわかった。余裕がなくなって、私から距離を置いた人もいた。

もう何もかもだめだと思った。 それまでのことが全部水の泡になる気さえした。

だけど今日の朝、ある人に会いに行く道すがら「私は今、去年よりずっと幸せだな」と思えた。

誰かと一緒に何かをする。そして思ったことや感じたことを素直に口や表情に出す。そういうことが、今はできているから。

「誰かと何かを一緒にするなんて恐れ多い。足を引っ張ってしまうから申し訳ない。恥をかくだけ。」

去年はそんなふうに思ってた。

誰かが誰かと一緒に何かに挑戦することを羨ましいと思いつつ、自分にはできないからと醜いコンプレックスを抱いて、目を背けていた。人と真正面から向き合う勇気がなかったんだと今は思う。

自分から手を上げることなんてもちろんできず、誰かから声がかかることもなかった。

それが今、「一緒にやろう」と声をかけてくれる人が現れた。 

諦めていたこと、引っ込めていた気持ちを引き出して、肯定して、背中を押してくれる。安心させてくれる。その人の前では思ったことや感じたことを素直に口や表情に出せる。

「出しすぎたかも」と不安になるくらい思い切り笑ったり、逆に神妙な面持ち(意図しない)で照れくさい思いを言葉で伝えることもできた

こんな光景は去年の私には想像できなかった。

私と何かしたいなんて、気を遣ってとか、利用する目的とか、そういうの無しに「本当に思ってくれる人」がいるなんて思えなかった。

離れていった人はもう戻ってこない。うずくまってるあいだに過ぎ去った時間も戻ってこない。

誰かと自分を比べれば、また心が押しつぶされそうになるはずだ。離れていった人の数を数えればきっと寂しくて悲しくなる。人から嫌われる自分をもっと嫌いになる。

だから、目を向けるところを変えてみることにした。

今ある嬉しいことは、今の自分だから手にできたこと。 

立ち止まってしまう前の、去年の今ごろにだってなかった。

今それができているのは、去年や一昨年、それより前のこと全部の積み重ねのおかげ。

できなかったことができるようになったなら、それが幸せ。過去の自分と今の自分を比べて、今がいいなら「前進した」と喜べる。

嬉しいことがあったとき、一緒に喜んでくれる人がいて、面白いこと楽しいことを「一緒にしよう」って言ってくれる人がいて、神妙な顔と声で突然真剣なこと言っても笑わずに最後まで聞いてくれる人がいて…

こんな幸せ信じられない。くらい嬉しい。

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まとまらないし、いくら書いてても涙が止まる気配もないので、ここまでにしておきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おやすみなさい。


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