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音楽が教えてくれた「自由」。

今日新しいパソコンが到着しました!
ようやくレコーディングが再開できるぞ〜と思いきや、
USBの型が違ったので、互換用の機材が必要だと気づき、またもやお預け。
なかなかペースの上がらない週の前半でした・・・。笑

おまけに実は月末に引っ越しを控えているため、
子どもたちに友達との思い出づくりもしてやりたいし、
事務的な手続きも山盛りで。

あんまり私生活のあれこれは言い訳にしたくないのですが、
流石にこのままこのペースで走ると体調を崩してしまうので、
今月は少し製作のペースは落とさないと厳しそうです。

今週実はホタバンのリュウジくんともリハに入る予定をしていたのですが、
子守りをお願いしていた義理の母がコロナに感染してしまい泣く泣く延期。

こういう時ってあるんですよね。
なんとなく全部噛み合わないとき…。
でも、あまりジタバタしない方がいいことが多いので、
今できることを静かにやろうと思います。

そういう意味ではこのWebマガジンは買い切りにしておいたので、
完成まで焦らずじっくり、みなさんとお付き合いしていきたいと思います。
そんな足踏みの時間も、更新自体はできる範囲で続けていきますね。

なぜならこういう作品作りの作業にとっては寄り道の時間も、
曲作りという意味においては意外と寄り道ではなかったりします。

今日も、引っ越し前にじっくり遊ばせてやりたいと思って
息子の友達を呼んで朝から夜までみんなで遊んでいたんですが
子どもたち一人一人の表情や、だんだんと家に慣れてきて、笑顔が増えてきて、いつも通りの姿を見せてくれてあれこれ話したりする時間も
ものすごく私にとっては必要な時間だなぁと改めて思いました。

良く「〇〇くんのお母さん」と呼ばれるとイヤだ、
という人も多いけれど、私は「〇〇くんおお母さん」でいる時間も大好き。

10歳の子どもたちはあともう数年もすれば、思春期に入ります。
きっと今のように無邪気に私と話してくれることも無くなるのかもしれないけど、今日みんなで花火をしたことや、カレーを食べたこと、
カタンを何時間もやったことは、引っ越ししても、大きくなっても、
彼らの心の片隅に残ってくれているはず。

「楽しかったー!!」と笑顔で帰った子ども達を見たら、
私はとても満たされた気持ちになれました。

あぁ、こんな可愛い子どもたちに何を私は残してあげられるだろう?
この子達も聞いてくれる曲を書きたいな、
そんな思いも私を曲作りに向かわせてくれています。

「SHANTI」のような祈りの曲の類は私の人生において必要不可欠な表現方法で、これからも大切にしていきたいものだけれど、
それらは、今の年齢になったからこそ私も惹かれるようになったし、
まだ生命力にただただ溢れている子どもたちに必要な音というのはまた
違ったものなのだろうなとも思っています。

そんな私ですが最近まで実は、もうポップスはしばらく歌わなくていいかな…くらいに思っていたんです。

しばらく言葉のある音楽を聴くことから距離を置いている時期がありました。どうしても受け付けられなくて、理解できない言語や、インストばかり聴いていた時期もあって、そういう音楽も今でも大好きです。

でも、子どもたちの幼稚園に歌を歌いに行ったり、子どもたちの最近の好きな曲を一緒に歌ったりしていると、だんだんと、この子達にも伝わる言葉で、曲を書きたいなと思う気持ちがまた大きくなってきました。

「大きな花」もその一つです。

音楽って、本当にどんなシーンにでも、どんな状況の人にでも寄り添える懐の深さがあります。

それが、私が音楽に惹かれ続けている理由なのだから、自分でその幅を限定する必要はないのだなと思うようになりました。

歌詞があろうとなかろうと、祈りの曲だろうがポップスだろうが、
その時その時の自分に正直になって、私は私の心が震えるものを作り続けていこう。

それでようやく吹っ切ることができて、再びライブ活動もできるようになってきました。

そんな気持ちで、8月26日のライブも浜松に歌いにいけたらと思っています。

音楽って本当に自由そのものだなと思います。
あれもいい。これもいい。
「どうでもいい」ではなく、「どれもいい」。
「〜ねば、〜べき」から解き放たれた存在。

そんな音楽に私はこれまでも導かれてきたし、これからも導いてもらうのだと思います。

そしてその先に何が見えるかは、お楽しみ。
でも、優しい世界をみんなとみられたら良いなと思います。

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