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【PRAYACTION Project】について

【PRAYACTION Project】は私、シンガーソングライター山口春奈のソロ活動のメインプロジェクトであり、私自身のライフテーマです。

PRAY=祈り + ACTION=行動

を組み合わせ、祈りを「静」のものとして留めるのではなく、祈りと共に今ここからできる行動を起こしていこう、という思いを込めて「PRAYACTION」と名付けました。

現在、ソロ活動開始からの5年間の一つの集大成としての作品を制作しています。

この作品を私以外の沢山の方々にも一緒に育てていただきたく、今回はリリースまでの歩みを発信しつつ、予約販売という形をとってこの制作を進めていこうと思っています。

そんなわけでこの制作中の作品のテーマでもある【平和】と【祈り】がテーマなぜ私の音楽の軸になったのか、そんなところ少し記しておこうと思います。

【カナダで体験した9.11】

遡ること約20年前、当時15歳だった私はカナダのバンクーバーに単身留学していました。

そんな私が留学後二週間で経験したのが「9.11」でした。ハイジャックされた飛行機がバンクーバーの空港に着陸するとのことで、学校の上空を戦闘機がひっきりなしに飛び、空港は完全に閉鎖しました。

私は9歳の頃、戦争というものを知ってから

「なぜ同じ人と人同士が争うのだろう?」

という疑問を持ち続けていました。

音楽を通して「繋がる」力を信じていた私は、ピアノの道を目指していたのですが、実力が及ばず思春期ごろに一度挫折してしまいました。

それでもこの疑問は私のなかで大きくなる一方でした。

そこで、自分で世界中の人たちの考え方が知れるようになりたい、そう思い留学しました。

そんな思いを抱いてカナダに渡った直後に起きた「9.11」は、改めて

「平和」とはなんだろう、そのために私にできることはなんだろう

という問いを私に強く突きつけました。

その後大学を卒業し、偶然にも留学時代の同級生とミュージシャンとして活動するようになりましたが、自分の中にあるテーマは9歳のあの日と変わりませんでした。

そして、ソロ活動を開始してからは、この「平和」と「祈り」いうテーマにフォーカスした活動をしようと決めました。

そんな中、2016年、2017年とインドに行ったことがきっかけとなり、サンスクリット語のマントラや、般若心経の一節にオリジナルのメロディをつけて歌ったものなどを収録した「PRAY」という小作品集を2017年にリリースしました。

これが私のソロ活動のスタートラインです。

そして2020年のコロナパンデミックで世界中がロックダウンしたときに、「PRAYACTION Project」という、「PRAY(祈り)」と「ACTION(行動)」という言葉を一つにした、「自分なりの祈りを行動に移していこう」というテーマでプロジェクトを立ち上げました。

サンスクリット語にとどまらず、世界中の祈りの歌を調べ、そこにオリジナルのメロディをつけて歌うことで、信仰、宗教、言葉、時代の垣根を超えた作品を作ろうとさまざまな言語の、さまざまな祈りの歌を歌い始めたのはこの頃からです。

そしてソロ活動を開始してからちょうど5年目となるこの2022年、まだまだ世界が大きく揺れている時ですが、こんな時だからこそこの5年間の一つの集大成としての「平和」と「祈り」をテーマにしたフルアルバムを完成させようと決めました。

世界中の宗教や信仰の中で時代を超えて受け継がれてきた「祈りの言葉」をメロディに乗せて一つの作品にまとめ上げることを通して、子ども時代から模索し続けている「平和」というテーマを自分なりに表現し、聴いてくださるみなさんにも何か考えてもらえるきっかけになればと思っています。

山口春奈

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