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うちの家庭は、私が高校一年生の時に離婚して、母子家庭でした。

当時2000万円の借金があり(サラッと書くことじゃないよね🤣内容が濃いから、また別でコラムで書きますw)

2歳上の姉と、双子の兄がいまして3人兄弟。
高2くらいになると「進路どうする?」と学校や周りで言われ始めますから、ある程度やりたい事とか、夢とか考えるわけです。

でもうちにはお金が無かったので

【女は働け】

という暗黙の、鉄壁のルールがあり、
姉と私が大学や専門学校に行くなんて選択肢は
そもそも当たり前のようになく、口にも出してはいけない空気でした。

(兄は男なので、将来家庭を持つ父になるであろうから、どうしても大学に行かせたかった。学歴を持たせたかった。しかも兄は勤勉で頭が良かったので、その才能を摘みたくなかった。これは家族一丸の思いだったので、そのことに関しては一切不満はありませんでした♡)

しかしながら、私には舞台女優になる、というささやかな夢がありました。
小さい頃から、テレビドラマが好きな母親の隣で一緒に見ていて、女優ってすげー!俳優ってカッコいい!私もなりたい!といつしか夢見るように。

やりたいこと、叶えたい夢が明確にあるのに、
そんな私がどうして学校に行けないんだろう?



同級生達は、
特にやりたいことがない子も、
本当に進路がわからないからとりあえず誰かに決めてほしいって嘆く子も

当たり前のように親のお金で大学に行く。

高校からエスカレーターのように上がっていく。

すぐに就職はしたくないから、ひとまず猶予期間としてみんなと同じように大学に行く。


当時の私にはそう見えて、心の底から悔しかった。
世の中の不条理をはじめて目の当たりにした。

やりたいことがないなら、代わりに私に行かせて欲しい。
その学費くれよ。

どうして私、こんな家に生まれてきちゃったんだろう?
なんて不幸なんだろう。

本気で、そう思ってました。


卒業式で希望を抱いて、キラキラの大学生活に羽ばたいていく同級生達。

一方の私は、母親の目を気にして職業訓練校を受験するも落選し(そりゃそうだよね。18才の女子なんて訓練してないで自力で探せよって感じだよねwぶっちゃけ受かる気なかったけど、とりあえず受けた)
フリーターになることが決定していたので、

チャリ通で通っていた高校を去る
最後の卒業式の日の下校の景色。

これからどうなるんだろう?
明日から私、どうやって生きていこう…?

〝社会〟という、自由である代わりに全ての責任が伴う大海原にいきなり放り出された18才女。


その虚無感、焦燥感といったら恐怖に近くて
いまだに年に数回夢に出てきます(ガチ)



とりあえず何もしないわけにはいかないので、
高校の時からバイトしてた近所の蕎麦屋さんに
パートタイムの時間帯に働くことに。

街の家族経営のお蕎麦屋さんだったから、地域密着型。
お蕎麦屋さんの大将、大女将、女将、パートのおばちゃん、同世代のバイトの仲間たち。
みんな優しくて、いい人で可愛がってもらっていたので、それはそれは居心地が良かった。

しかし、このままではいけない、という焦りがあった。
自分で学費を稼いで学校に行こう!と決意します。

そのうち蕎麦屋の大将に
「まっちゃん(私)うちで就職しない?」
と声をかけられるも、

私にはスピードが必要だった。
何年も地元のアルバイトで過ごす気がなかった。 

どんな家庭に生まれても自分の力で夢を叶えられる。
どの同級生よりもカッコよく、キラキラ輝いて生きていたい!

悔しさから、いわば焦りのようなその強い信念が、
大将からの有難いお声かけも退けます。


手っ取り早く、1年以内に学費を稼ぐ方法は何だろう?考えました。

そう、夜の世界です。(安易)

キャバクラなら未経験でも、当時時給2,000円くらいでしたからフルで月20日も働けば、1年以内に200万くらいは稼げる、という脳内計算でした。

一度決めたら意外と頑固な私。

切実な思いを友人の1人に話したら、知り合いのキャバクラのオーナーを紹介してくれることに。

トントン拍子で夜の世界に足を突っ込み始めます。。。

。。今回はここまで!

次回は、夜の世界から段々とココロとカラダが壊れていく経緯をご紹介します!(怖くないよw)

お楽しみに!♡


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