センスは知識の積み重ね。装いは、“自分の内側の一番外側”
みなさんこんにちは。大竹春菜です。
マインド・ビジュアル・ソウル、3つの視点からお伝えしています。
今回は、ビジュアル編をお届けします。
「感覚」でお洋服を選んでいた時代
私は元々歌手としてデビューをしましたが、体を壊してしまい、ヨガをリハビリで始めてそこからヨガの講師になりました。
音楽もヨガも人に見られる仕事という共通点があると感じています。
今まで人に見られることも仕事としてきたので、やっぱり外見にはとても気を遣ってきたんですね。
ただ、気を遣ってはいたものの、ちゃんとした基礎の部分、基礎の知識を知らないまま、“なんとなく”これがいいんじゃないか、“なんとなく”これが流行っているから取り入れてみよう、といった行動であったり、これがいいと言われたからメイク道具はこれにしてみよう、という感情であったり……フワッとした“感覚”で洋服やメイクを選んでいたんです。
そんなある日、あるメジャーアーティストさんのドームツアーに同行し、コーラスのお仕事で全国を回っていたんですが……。
それがDVDになったときに、「やっぱり自分を引き立ててくれるお洋服を知っている人と知らない人ではかなり見栄えが違う」ということに改めて気づいたんです。
そのときに感じたことで、きちんとした知識を得ようとイメージコンサルティングの資格を1年かけて取得しました。
自分に一番似合う色を非追求したり、自分の骨格や身体の作り特性を生かしたスタイリング追求したり。あとは「人が本当に美しいと思う比率」があり、その比率に自分の顔のパーツをメイクで寄せていくという黄金比率メイクを学んだりしてきました。
センスは元々あるもの?
この基礎がしっかりしていることで、メイクも迷わなくなり、お洋服も「自分にはこれが似合う、一番自分を引き立ててくれる」ということが瞬時にわかるので、お買い物でも迷わなくなりましたし、クローゼットの半分以上断捨離できたんです。すっきりしていると毎日ワクワクしながらお洋服も選べるんですね。
やっぱり、この基礎がとっても大事なんです。
“ファッションセンス”って言われますが、センスというのは「知識の積み重ね」です。センスがいい人というのは元々際立ってセンスがいい方もいらっしゃいますが、それだけやっぱり美しいものを見ている時間や、美しいものに触れている時間が長いと思うんです。
「これは素材も素晴らしい」と納得しているものを身にまとっている方が本当に多く……その根底には、やはり知識や経験がある裏付けされているものがあるからこそ、自信を持って装いを楽しむことができているんですね。
タイトルにも挙げましたが、“センスは知識の積み重ね”なのです。
あなたの想いやメッセージを「装い」で伝えられていますか?
このnoteを読んでくださっているみなさんの中には、人に見られるお仕事や、自分自身が商品だという方もいらっしゃると思います。
人から見られているとき、あなたはどんなすごいをしていますか?
そしてどんなメイクをしていますか?
それはどんなメッセージがありますか?
装いというのは“自分自身の内面の一番外側”だと思ってください。
決して着飾ったりとか鎧をまとったりということではなく、自分自身の内側内面の美しさがそのまま外に出ているよという意識を持っていただきたいのです。
内側にはこういう思いがあるから、それを外側に表現していくとしたらこのメイク、この装いというふうに、決め方が変わってくると思うんです。
例えば、ヒーラーやカウンセラーの仕事をされている方だったら、目の前の方を癒やし、優しく包み込む、寄り添うようなメッセージですよね。
その場合、どんなメイクですか?
どんな装いですか?ということになるんです。
コンサルティングをしていてその人の未来を可能性を広げてクリエイティブに創造していくというメッセージがあったら、どういう装いメイクでしょうか?
“自分自身が胸に持っている強く抱いている思いが外側に反映されていく”わけなので、おのずと自分のメッセージに連動した装いになっていくわけです。
基礎があるから、応用できる。センスは「積み重ね」
でも、それってどうしたらいいの?とすごく漠然としていると思います。
そこで知識、基本的な知識が必要になってくるわけです。
私自身が「柔らかさや優しさ、寄り添う心」を装いやメイクで表現したい場合はどんな素材を使ったらいいか、どんな色を使ったらいいか、どんなメイク方法を使ったらいいかっていうことが、この基本知識を得ることで応用できるわけですね。
センスは知識の積み重ねです。
美しいものを見たり、美しい経験をしたり、触れたりすること。
ファッションやメイクも基礎を学ぶことで、ご自身がどのように自身を表現したいかということがより明確に、そして相手にも伝わりやすくできるのですよ。
ぜひその部分を意識して、毎日を過ごしてみてくださいね。