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ケニアのオリンピック選手にアフリカンミュージックを習った話 #エアビーオンライン体験

「オリンピック選手から学ぶアフリカンミュージック(ケニア)」

という言葉を民泊大手のAirbnb(エアビー)のウェブサイトで見つけた。

エアビーはもともと民泊、知らない誰かの家に泊まったり、自分の部屋を誰かに貸し出したりできるサービスとして旅行者の間で知られてきた。コロナの流行後は旅行者が減り、エアビーもその影響を大に受けているようだが、彼らはZoomを使って自宅で各国のホストが提供するプログラムを受けられる、「オンライン体験サービス」に注力することにした。
(エアビーのオンライン体験って何?という方は前回の記事も読んでみてほしい。)

実は、オリンピックの公式パートナーでもある同社は、「オリンピアン、パラリンピアンによるオンライン体験」という特集を組んでいて、先ほどのタイトルはそのうちの一つ。

"体験"の内容は、ケニアのオリンピックスイマーでいまはラッパー・起業家のJason Dunfordさんから、アフリカンミュージックについて教わるというもの。

オリンピック選手から何かを学ぶ経験ってなかなかないし、「アフリカンミュージック」が自分にとって未知すぎて(興味があったので)、すぐに参加を決めた。

■体験当日

プログラム開始の30分前くらいにホスト(主催者)のJasonからメッセージがあった。(エアビーのオンライン体験に申し込むと、ホストから参加の注意点やお知らせメッセージが来ることが多々ある。)

「どうやら今日のレッスンは君ひとりのようだね。もし良かったら友だちでも誘ってみて!」

「はん?オリンピアンとふたりきり???マンツーマン!!!???いくらなんでもギャグなのでは、、」と思い、とっさに留学時代のルームメイト(アメリカ人)を誘ってみることに。最終的に彼女は10分後に始まるオンライン体験の誘いを快くOKしてくれて、Jasonとわたしの1対1のレッスンを免れた...(アメリカ時間で23時くらいだったろうに、いいよ〜と言ってくれる神様みたいなルームメイト(友だち)。彼女との思い出は別の機会に書きたい)

そんなこんなで、体験がスタート。事前に送られてきたZoomのリンクを開くと、白人の男性とギターを持った黒人の男性がいた。どうやら白人の男性がオリンピックスイマー、今回の体験の主催者で、黒人の男性は彼と一緒に楽曲をつくったパートナーのJusto。Jabali Afrikaというアフロロックバンドのメンバーのひとりだそう(全米ツアーも行った有名なバンドみたい!)

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Jason Dunford(左)とJusto(右)

■アフリカンミュージックとは

そもそもアフリカンミュージックって何?というわたしは、英語のリスニングも完璧ではなく、Jasonがプログラムの最初にしてくれた説明も今いち理解できなかった。ので、事後学習。

・アフリカの54カ国には、それぞれ数十もの異なる言語や音楽の伝統があり、アルジェリアのライからセネガルのムバラックス、東アフリカのタアラブに至るまで、アフリカ大陸の多様なスタイルがある。
・アフロポップ...J pop のようにアフリカの現代音楽の多様なスタイルを包括する言葉
・そのなかでも今回のレッスンはアフリカンヒュージョンミュージックといって、複数のスタイルが混ざった新しいジャンルの音楽だそう

調べていると、アフリカの音楽について発信してる情報は少ないんだなーと気づきもあった。


■Youtube観賞とJasonによる解説

自己紹介が終わるとさっそく、YotubeにあるJasonとJastoの楽曲を観賞。本当に知識がないわたしは、「なんだか楽しそうに人が踊っているな〜」という感想しか持てなかったが、Jasonは「この歌詞の意味はね……」「このラップはアフリカの言語でね……」と一つ一つ丁寧に解説してくれた。

(楽しそうに踊っているMV。ケニアの有名なYoutuberも警官役で出演してるらしい笑)

ただ「君はどう感じた?」と聞かれたときは、「It was new to me~(新しいものだから新鮮...!)」くらいの浅いコメントしかできず。異文化に触れるときこそ、自分の中に出てきた感情をもっと言葉にしたいなと思う。

■ライブセッション

Justoはギターを弾きながら、その場で歌ってくれた。歌声がめっちゃハートフルで個人的に好きだった。Zoomの仕組み上、JasonとJustoがハモったり、同時に歌うことは難しかったけど(二人は別の場所から参加していた)、ギターと歌声だけで十分魅力的だった気がする。

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(体験中もずっとニコニコしていて、優しそうな雰囲気だったJusto)

プログラムの最後に「曲に合わせてきみたちも踊って!」とのお達しが。Put your hands up(プッチョヘンズアップ)の簡単な振りだったので、友だちと照れ笑いながらお家で腕を振っていた。(わたしのダンスのセンスは知る人ぞ知る)

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(照れながら手を降っている写真。事前準備のメールに身近な楽器があれば用意して!と書いてあったので気合を入れてキーボードを引っ張り出してきたけど、一回も使わなかった)

■質疑応答

最後の最後にJasonから「なんでも質問していいよ〜」と言われたので「アフリカンミュージックを日本で楽しむには何をすればいい?」と聞いてみると、「僕たちの曲はYoutubeに上がってるよ!」と。そうなんだけど、もう少し「こういうジャンルから入ればいいよ」とか音楽全般のHow to が聞きたかった思いもあった。頑張ろうわたしの英語力。

1時間の体験だったけど、あっという間で、旅行がしづらいこの期間に、心地いい刺激を得ることができました。ケニアに行きたくなった。

アメリカの友だちとも実は顔を見て話すのが半年ぶりくらいで、そういう意味でも、この体験を通して久しぶりに話せてうれしかった。

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Jasonのオンライン体験(英語)はこちらから確認・申し込みができます

ちなみに、わたしの会社でも「オンラインマーケット」といって、クリエイターをはじめとする出展者さんがオンライン上に集まって、参加者は実際に会話をしながら買い物や体験ができちゃうイベントを開催する予定!台湾・日本から約15組以上のクリエイターや、台湾のカルチャースポットのオーナーが参加する予定。オンラインでの語学教室や街案内ツアーもあるので、興味がある人はぜひ↓↓


参照(見出し画像・文中写真):airbnb「Samaki Mkuu&Jabali Afrikaとの音楽体験」

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