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「とにかく何か書く」ことで試せること

今日の昼頃は、明日のオトナのための文章教室の準備をしていたが、窓ガラスが真っ白になった。ストーブなど、まだ出していない。ただ窓をしめて過ごしているだけで窓が曇る。もう、冬だなぁ、と思う。秋が、今年も短かった。

今日は朝からメールが続々と来ており、電話まで鳴り(最近は電話を使うことが激減していて、珍しい)、返事をするのに忙しかったが、ぼくは連絡が行き来している状態が好きだ。

単なる業務連絡ですら好きなのだ。「いま、こんな状態です」と伝え合うのが好きだ。

その上(後?)に、余談がつくと、もっと好きだ。そういえば、ぼくは"道草家"なのだ(自分で忘れるなよ?)。

メールやら電話やら手紙やらで"話す"と、何か、あたたまる。不思議だ。あたままるということは、それでひんやりしたり、傷ついたりすることもあるんだろう。しかし傷ついたり、ひんやりした心を、あたためるのも、また人の声であり、ことばなのではないか。

離れたところに、小舟がたくさん浮かんでいて、小舟同士で、信号を送りあっている。そのやりとりは、励ましになっている。

さて、いまぼくはこれを夜に書いているのだが、明日の「文章教室」に向けて自分でも毎回書いている原稿を、まだ一文字も書いていない。忙しかったからなんていう言い訳は聞きたくないね。

書けない時こそ、とにかく何か書く。最初の一文がないのに、次の一文もないのだから。「文章教室」に持っていく文章はとくに、どこかに発表するためのものではないのだから、「とにかく何か書く」ことで試せることはいろいろある。これから雨の中、帰って、寝る前に書きます。

(つづく)

日常を旅する雑誌『アフリカ』最新号(2019年7月号)、相変わらず発売中。在庫が少なくなってきたので、お早めに。

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、11月22日。今日は、「七五三」の話。

※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝(日本時間の)に更新しています。

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