ゆっくりわかりたい人
毎日書いていると、ここも、もう200日を超えて8日目くらいだが、何を書いて何を書いてないか、わからなくなる。前に書いていることでも、今日同じことを書こうとして全く同じ話になるとは限らない。これも前に書いたような気がする。
毎日書いていると、さて今日は何を書こう? ということによくなる。書きたいことが溢れるほどにあり、何を後回しにしようか? なんていうふうに余裕のある状態では今はないし、今に限らず、そういう状態になった経験がじつは自分にはない。
しかも自分には"専門分野"と言えるようなやつがない。道草? 道草の専門家じゃないですか? まぁいいや。
いつもネタ切れしている。しかし書き始めると何か出て来てくれるのである。
ぼくには毎朝書いている「朝のページ」のノート(『アフリカ』の最新号に出てくる)の他に、いまは、原稿を書くノート、メモのノートがある。メモのノートを見ると、6月頃のページに「ゆっくりわかりたい」という走り書きがあった。
ぼくはある部分ではせっかちな人かもしれない。ある部分ではものすごくゆっくりしている。ある部分では「動いているのか?」と思われるくらい動きが遅い。誰だってそうかもしれない。一面だけで「のんびりやさん」とか決めつけられたくないし。
さて、メモには「ゆっくりわかりたい」と書いてあるが、「わかる」というのは、いつだって「ゆっくり」でしかありえないのではないか?
もちろん、あっ! とわかることもあるが、そういう「わかる」も、その前に「わからない」のなが〜い時間が横たわっていた結果ではないか。
人は変わる。ゆっくり、じつはダイナミックに変わる。焦らないで、ゆっくりゆっくり「わかって」ゆこう。
(つづく)
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「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、7月27日。 今日は、「恐竜どうぶつ園」の話。
※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝に更新しています。
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