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高校時代に本にはまった私が、好みの本を見つけるためにしていたこと3

高校時代どのように好みの本を見つけたかというところまで前回書きました。

つづきですが、その時、とても印象的だった文章がありました。

「私は自分自身に対してよりは他人に対する方がずっと我慢づよいし、自分自身に対するよりは他人に対するほうが物事の良い面を引きだしやすいの。私はそういうタイプの人間なのよ。マッチ箱のわきについてる、ザラザラしたやつみたいな存在なのよ、要するに。でもいいの、それでべつに。」


この文章読んだときに、「なにそれー?マッチ箱のザラザラって!」となりつつも、この物語は一体どんな物語なんだろ?って思ったんですよ。

そのあと、この本を私は何千回と読むことになりました。

この本のこの部分でわかる方は多いのかな?少ないのかな?

でもほんとなんて魅力的な文章なんでしょう。

そしてこの文章の内容をあとで知ったとき、

「よくここから問題集の問題を作ろうと思ったなー」

などとよくわからないところに感心しました。

この文章の中で話してる「私」は物語の中では主人公ではないんですよね。

だからその本を読みはじめたとき、「え?あのシーンのあの人は一体いつ出てくるの?全く、想像つかない・・・」

となったのでした。

この文章の物語は・・・・


村上春樹さんの『ノルウェイの森』でした。


他にも、この方式で好みの作家さんを見つけたのですが・・・

その中にある共通点があり、そのことが私の人生の中で大きく左右していった気がします。

また、それは次の機会に(あるのかないのか?)~。







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