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「書かないといられなかった」

どうして本を書いたのか。

書かないといられなかったから

この一言に尽きます。

どうしても書きたい、書かないと死ねない。

心からそう思ったから、日記も書いたことのない、ただの主婦が原稿を2か月でゼロから書き上げ、その半年後には本が出来上がり全国の書店に幻冬舎の新書として並べてもらうという、自分でも驚きの流れになりました。

では、何を書きたかったのか。

それは私が経験したことと感じた思い。50歳を過ぎてたまりにたまり一人では抱えきれずにいた沢山のもの。

みんなにとっても身近なテーマ

家族、仕事、友達、生きること、死ぬこと

それを、子ども達と友人と同じ時代を生きている人たちにも一緒に手にしてほしいと願い、本という形にしようと決めました。

私は現在55歳。1男三女4人の大きな子持ちです。長女27歳、次女25歳、長男23歳、三女19歳。上の三人はもう社会人、家を出、独立して生活しています。そして同居の実母、愛子さんは87歳。

今は少なくなってしまったけれど、10年前は三世代三世帯の9人家族。両親と姑と夫と4人の子どもたち。それは賑やかで楽しくて滅茶苦茶で大変な日々でした。

子ども達は小学校から高校まで多感な時期。反抗期も重なり難しいお年頃。

そこに昭和一桁、九州男児の頑固な父。

天然で文学少女そのままのような母。

大胆ユニーク、ゴッドマザーといったオーラが半端ない姑。

そんな9人が一つ屋根の下、無事に生活できるはずもなく、意見の相違、衝突は日常茶飯事。同居前、離れて暮らしていた時や、近くに越してきた時までは良好な関係だったから尚更、悩み多き日々でした。

そんな老親との暮らしの詳細は

喜怒哀楽 大家族は楽じゃない】

【温故知新 お年寄りは生き字引】

【天衣無縫 人は天使にはなれない】

【晴耕雨読 昭和一桁九州男児】

に書いてます。


1男三女の四人の子供は全員AB型。一筋縄ではいかない個性派ぞろい。風変わりで、頑固で、型破り。みんなそれぞれ違うけどなんだかとっても仲良くて、自己肯定感のかたまりのような不思議な人達。

「どうやったらこんな子に育つの?」どういう意味か分からないけど、度々人から言われました。彼らのことは

【自由奔放 憧れの長くつ下のピッピ】

【一期一会 小さいみんなに会いたいな】

【二人三脚 初心者マークはほっとけない】

【十人十色 我が家の異色アーティスト】

【独立独歩 赤組応援団長ヒデ】

【呉越同舟 ケーキはみんなで食べてこそ】

【夏炉冬扇 便所の100ワット】

それぞれに書きました。

子どもを産んで初めて母になる自分。やったこともない子育てを一日も休まず続けていくのは大仕事。

しかも4人もなんて想定外。男の子なんてもうお手上げ。どうしていいか分からず途方に暮れ、手探りの日々でした。

【暗中模索 子育ては手探り】

【朝令暮改 しつけは、し続けてこそ】

【隔靴掻痒 かゆい所には手は届かない】

【孟母三遷 おけいこジプシー狂想曲】

【一陽来復 一発逆転ホームラン】


老親との暮らしの中で介護と看取りは避けられません。父の介護、私の47歳の誕生日にきた突然の別れ。姑との最期の時間。後悔と懺悔の思いは何年経っても消化されず心にもって生きてます。

【不撓不屈 生きる美学】

【愛別離苦 誕生日が命日】

【会者定離 死んでも生きている】


楽しい時、辛い時、いつもそばにいてくれる大切な友、仲間達

切磋琢磨 全然変わらないね〜】

【百花繚乱 女盛りはこれから】

【絶体絶命 私失敗するけど負けないから】

【千客万来 今日も満員御礼】

【竹馬の友 揺りかごから墓場まで】

【強行突破 案ずるより行くが易し】

【百薬の長 お酒は人生の親友】

自分自身との付き合い方は人生の中でも一番難しい問題の一つです。

【有言実行 言ったもん勝ちやったもん勝ち

【自画自賛 ナルシスト万歳】

【大器晩成 当たるも八卦当たらぬも八卦】

【一長一短 不器用は強味】


仕事は自己表現、自分が社会で生きる場所

【紆余曲折 寄り道を楽しもう】

【千載一遇 チャンス頂きました】

【一致団結 仕事はみんなで作る作品】

【叱咤激励 愛のムチ】

【良妻賢母 女の人生いろいろ】


人生の歩き方は、死ぬまでずっと考えていくこと、生きる意味そのものです。

【本末転倒 主役は私】

【波瀾万丈 私まだ終わってないから】

【悠悠自適 いつだってバカンス】

【取捨選択 リアル人生ゲーム】

【起承転結 これからがクライマックス】

【行雲流水 ケセラセラ〜なるようになる】


自分が生きてきた50数年を振り返り、これからあとどれだけ続くか分からない人生を悔いなく生きるために、書かないではいられなかったから、本を書くことを決心しました。

次回は幻冬舎ルネッサンス新社との契約までのやり取りについて書きたいと思います。


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