自分がお金に興味がないことに気がついた
自己啓発セミナーやコンサル講師、引き寄せの法則を語る人々が口を揃えて言うのは「お金が好きじゃない人にはお金が入ってこない」ということ。
私もそういう場所にいた時期もあるので、講師の「お金好きな人ー!」という声かけに元気よく挙手していたうちの1人だった。
1年間、自分でお店をやってみて気がついた。
私はお金に興味がない。
もちろんお金はあればあるだけいいのかもしれない。でもとことん興味がないのだ。経営者あるまじき心持ちかもしれないが、興味が持てないのだから仕方ない。
やれリピート率は、やれ人気メニューは、やれ稼働率は、など。
そういったものの記録を全く付ける気が起きない。
ホットペッパーの営業の人に数字の話を言われても馬に念仏。話が右から左に流れていき、頭に全く入ってこない。
お金の収支も記録がつけられない。やった方がいいと言われてやった時期は、逆に不安になりすぎて精神を病んだ。
多分だけど、私はあまりお金のことを考えない方がいいタイプの人間なのかもしれない。
やりたいことをできて、食べたいものを食べられて、行きたいところに行ける生活が今のところできている。
それで十分なのかもしれない。
お金が好きな人というのは日々の収支、リピート率や稼働率、客単価の上下を眺めて楽しいと思える人のことだと思う。
そういった人たちとはきっと住む世界が違う。
そういう考えもあるよね、と思いながら自分はあまり考えないように努めていくしかない。
どうしても声が大きいのはお金が好きな人たちだから。
たまにそういう情報が自分に入り込みすぎると疲れて参ってしまう。
ビジネスビジネス月商100万、売上物販客単価アップ、資産形成将来の貯蓄FIREFIREFIRE。
いやはや苦しいものである。
しかしながら2人スタッフが増えたので、もう少し数字のことを考えた方がいいのかもしれない。
そんなことをぼんやり思いつつ、まあみんなが楽しいで回ってればいいかぁとゆるく構えてる日々である。
これ最初気がついたときはすごく絶望したし、こんなこともできない自分はなんてダメなんだって思った。
でも今はできないものは仕方ないよねって思ってる。
違う意識での生き方も、多分アリだ。
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