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夫と久しぶりに手を繋いだこと

夫と手を繋いだのなんていつぶりだろう。


「てをつなげばあったかいよ!、ママはそっちね!」
不意に訪れた夫と手を繋ぐチャンス。

◌◌◌◌◌


妊娠8ヶ月、仕事を終えて休暇に入ってからお腹が張ることが多くなった。お腹の赤ちゃんは1キロを越えたらしい。

最近ではこのご時世だからなのもあって、娘には保育園を休ませて2人で(正確には3人で)ずっとおうちで過ごしている。それもなかなか大変だけど、一番大切なものを守るためだと思っている。
仕事をしなくなったのに、時間はあるはずなのに、思いの外身体が言うことをきかなくてやりたいことが進まない日々に、
「まだいいかもと思っていたけれど、もしかしたら出産準備はしてしまった方がいいかもしれない。。。」
ふとそう思って夫の休みに話したら、即日決行となった。そんなわけで突然の外出が決まった。


久しぶりの外出は、自分が思っていたより気持ちが軽くなってワクワクした。ずっとおうちにいるのはやっぱり心が疲れてくる。娘もいつもよりハイテンションで口数が多い。それどころかずっとしゃべりっぱなしだ。

マンションから外に出ると思いの外風が強く寒かった。
「さむいねー」と言って手袋をポケットから取り出してはめる娘。
夫が買ってくれたお気に入りのピンクの手袋だ。いつも大事そうにアウターのポケットに入れていて、「パパがクリスマスにかってくれたの!」と言うのがかわいらしい。娘を見て、確かに  と思い、私もすかさず手袋をはめる。ちなみに私の手袋は、5本指で指先を出したり隠せたりする無印のもの。自分が使いやすいと思って自分のために買ったもの。

そんな私たちを見て夫が、「あ、手袋忘れた。持ってくればよかったなー」と言った。私が買った手袋、忘れたらしい。(ちなみに夫の手袋は、毛糸だとすぐボロボロにしてしまうからナイロンのやつにした)

そうしたら娘が
「パパ、てをつなごう!つないだらあったかいよ!」と言い出した。

なんてかわいくてやさしいんだろう。
娘の考えと行動に心がぽっとなった。

娘は続けて、
「○○(娘)はこっち!ママはそっちね!」と、私に向かって言う。
自分はパパの左手を温めるから
ママはパパの右手を温めてねってことらしい。

手を繋げと言うことか、、、!!


娘が言うなら仕方ないな~なんて見せかけて、
久しぶりに手を繋げるのうれしいな~って気持ちで
夫の手を握った。

普通は真ん中に娘がいて、
両側に親がいると思うんだけど
夫を真ん中にして繋いだら何だかおもしろい。

「パパだっこ~」って娘の甘えん坊が始まったから
手を繋いでいたのはほんの2、3分の出来事。

だけど、久しぶりに夫と手を繋いだのは嬉しかったし、
繋いでくれた夫にも嬉しかった。

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