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『レジェンド&バタフライ』観てきた!


昨日早速観てきましたよ〜
以下、ネタバレ含むのでご注意下さい。

今まで名だたる俳優さんが織田信長を演じてきたけど、今回ちょうど年齢的にも織田信長が亡くなった年齢と重なる木村拓哉さんが演じてくれてかなり胸熱でした。
東映創立70周年記念おめでとうございます🎉

個人的に好みは、舘ひろしさんが2006年に『功名が辻』で演じられた信長と、
反町隆史さんが2002年の『利家とまつ』で演じて下さった信長が印象に残っています。

信長といえば、凛々しく雄々しく、クールでスマートで切れたら間違いなく怖いけど、かっこいい、そんな完成されたイメージが確立されています。大河ドラマで意外とメインに据えられないのは何故なのでしょう。
それ故に、今回木村拓哉さんが10代の織田信長を
圧巻のスピード感と若々しさで演じきられていて、
その冒頭のシーンだけで
かなり魅了されました。

歴史ドラマであるあるな気がするんだけど、
序盤から中盤にかけてはおふざけ多めで観客の笑いを誘う演出。しかし、中盤以降は胸が締め付けられ、
年を追うごとにダーク感が漂ってきて、こちらも丹田にふっと力を入れておかないと何かを持っていかれそうな、心苦しさを体感しました。

濃姫は私の中では謎な女性というイメージがありました。名前はよくきくのに、登場するドラマをあまり見てこなかったからです。
「あれ?影の実力者は濃姫だったのかな。濃姫あっての信長なのかな。」と思わずにはいられなかった。必ず、信長のシーンと濃姫のシーンが対等に描かれていて新しいなと思いました。

歴史ドラマを敬遠する一つの理由が、
男尊女卑を連想させるシーンが当たり前の様に流れていて、それはきっと事実なのかもしれないし、
そこに違和感を感じられるのも必ずしも悪い事ではないとは思うのですが、長年鬱憤が溜まっていた。

なんだろう、

これ以上ないくらいスカッとしたのよね。

腕力なんか実際はどうだか知らないよ?
でも、きっと濃姫は強かったんだと思う。
織田信長と対等に渡り合えるには強くないといけないもの。強いに決まってる。
今回はアクション経験の多い綾瀬さんが演じるということもあって、表現として力強さの演出が多かったのかもだが、実際は腕力とか関係なしにも濃姫は強かったってことを言いたかったんじゃないかな。

にしても二人がギラギラしててカッコよかったな

綾瀬はるかが信長さんなんじゃないかって思うぐらい格好良かった。濃姫に対して先入観がない分、見やすく思えた。信長がヘタレのように描かれるのもかなり珍しくて面白かったですね😛

兎に角、私がこの映画を観て思ったのは
もっと強くならなきゃということだった。
強さって難しいのですが。
こんな人になりたいと濃姫に関しては新たな自分の
ロールモデルになったなー。


方言も新鮮、そしてこの映画のため時代劇を200本観たという監督、凄すぎます。

濃姫の力強い勢いが衰えてしまったり、
反対に信長は魔王のように人間味がなくなってしまったり。悲しく思えた瞬間もありましたが、
そこから時間を経て、再び想いが重なり合い,
愛が本物の愛に熟していく様はあまりに美しすぎました。
中谷美紀さん、伊藤英明さん、森蘭丸役の人…
凄い素敵な役だった。

長くなりましたが、ここまで読んでくれた方ありがとうございました。




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