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過去の意味づけ

こんにちは。
キャリアコンサルタントの小川はる子です。

本日のテーマは
「過去の意味づけ」にしました。


◆あのころを受け止める
6〜8月、苦しかった時期を思い出して、気づいたことがありました。あのころは、頑張って頑張って踏ん張ってきて。どんなときでも前を向いて、とにかく自分を騙し騙し。頑張ることで、苦しいことを正当化していました。頑張らないといけない、前向きでいないといけないと本当に思っていました。でも、それは自分のことを心も身体も追い込んでいきました。そののち、強制ストップがかかり。今にもつながるのですが...自分の傷つきを受け止められなかった。周りがどんなに言ってくれても。ずっと孤独のようなものを抱えていました。それはキャリアコンサルタントになってもなお。そこは深い深い箱の中にありました。でも、ついに「あのころ、とても傷ついていたんだよね。」そう認められた気がします。ふと気づいたんです。

◆頑張ることで誤魔化していた
ふと気づいたとき、頑張ることで誤魔化してきたんだなとも思いました。誤魔化しにす気づかないふりしていた。言い換えれば、頑張ることで包み込んで、自己防衛してきた。私は私のことをちゃんと守ろうとしてくれていた。そう気づいたら、急にとめどなく想いが溢れました。自分がどう感じて、その気持ちに対して、どう向き合えたかが大事なんだなと。他人がどうこうではなくて。自分が悲しんでいるのに、自分自身が見て見ないふりしたことが、一番傷ついたのかもしれません。周りからどんなに指摘されても、頭でわかったつもりでも、あのころを正当化する自分がずっといて。正当化していないと、バランスを保てなかった。愚痴ってはいたけれど、本当のところは誰にも相談しなかった。向き合うのが怖かったから。それが、するりと解かれたように思います。

◆過去の意味合いは変わる
他人にどれだけ言われようとも、あのころの意味合いを変えられなかった。自分が味わいつくして、自分の課題に少しずつ向き合って、勇気を出して、新しい行動を起こして、成功したり失敗したり。置かれる環境や、出会ってくれた人たち、なにより自分自身が変わってきて。過去に向き合うことが出来ました。あの経験は、今の仕事において宝になっています。あの経験があるから、ここまで寄り添える。あの経験がなかったら、今はない。それも本当です。だけれど、傷ついた自分を放っておかなくていい。向き合うのはとても苦しかったですし、あのとき逃げればよかった、もっとはやく転職したかった...後悔も味わいました。味わいつくしたら、底の底まで沈み込んでみたら、ちゃんと美しい底が見えて、新しい意味づけを手にしたようです。

過去の事実は変わらない。
でも意味づけは変わっていきます。

ではまたお会いしましょう。

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