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連作7首『生き延びてくれてありがと』
書くことを辞めれば止まる心臓だ朝日のように射し込むひかり
珈琲がちょっと美味しく飲めたとかそういうことで繋げる命
君はどんな風に笑うの問い掛けて筆から紙へ彩度を運ぶ
恐竜が歩いた道と思うなら好きだ青空冬の木立も
何気ないことが貴方を生かしたと替え玉中に宣告される
生き延びてくれてありがと電車より迎える二十二年目の日々
墓参りいつか行くからもう少し言葉を濾過する時間が欲しい
たまに言ってる「文字が読めない」のはなし
眠気覚ましにちょっとまとめ。
一緒に創作やったことある方だとご存知の方が多いのですが、僕、文字とか音とか、とにかく受け取った情報を感覚に変換して捉える人間なんですよ。
文字に色が見えるとか、風がもふぁっとしてるとか、空がつるつるしてるとか、音が冷たいとか、空気が夏の匂いしてるとか。
感覚が先行するから、どんどん増えるそれを言語に変換しなきゃいけないという点で、特に人とのリアルタイム口頭会話が苦手