連作7首『生き延びてくれてありがと』
書くことを辞めれば止まる心臓だ朝日のように射し込むひかり
珈琲がちょっと美味しく飲めたとかそういうことで繋げる命
君はどんな風に笑うの問い掛けて筆から紙へ彩度を運ぶ
恐竜が歩いた道と思うなら好きだ青空冬の木立も
何気ないことが貴方を生かしたと替え玉中に宣告される
生き延びてくれてありがと電車より迎える二十二年目の日々
墓参りいつか行くからもう少し言葉を濾過する時間が欲しい
以上、連作7首(春希/@harukicreate)
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