アルブルドソア

もともと文章を書きたくて、初めて自分が書ける場を得ました。今は書きたい文章ではなく読み…

アルブルドソア

もともと文章を書きたくて、初めて自分が書ける場を得ました。今は書きたい文章ではなく読みたくなる文章を意識して描ける様に鍛錬中。 28歳で稼業を継いだ社長です。皆様の記事を読んで勉強させてください。

最近の記事

タバコと遊具

日曜日は息子と公園に行くのがルーティンになっている。まだ歩きもたどたどしいが家の近くの公園まで手を繋いで歩いて行く。 そこはバス停がくっついてる小さな公園、いつも遊ぶバネがついていて前後にゆらゆら移動する遊具に先客がいた。 歳の頃は40〜50歳、赤く染めた髪の毛に大きめのジャンパー、下はダメージジーンズを履いたチョイ悪オヤジ風のおっさん。 このおっさんが左手に携帯電話を右手にタバコを持ちながら遊具に乗ってユラユラ揺られている。きっとバス待ちの間、タバコを吸いたかったのだ

    • 10年近く忘れられない事

      僕が高校生の時の話。 周りが受験のために塾に通い出した事もあり駅前の大手通信教材系塾に通う事にした。 そこでは基本DVDで授業を聞くのだが、チューターという役職で大学生がバイトとして雇われ。生徒に助言をする制度があった。 僕も仲の良いチューターができ、苦手なとこを時々教えてもらっていた。 やっぱり助言を与える立場という事もあり、皆そこそこのランクの学校に通ってる大学生ばっかだった。他の共通点として元々は、この塾で勉学に励んだ生徒たちでもあった。 その塾に2年間通ったおか

      • 邪を払う果物があるって

        30歳を手前でなりました。花粉症。 風邪かと思ったらスギに反応してるそうです。 でも薬の力は偉大で、処方薬を飲んでからは快適です。 今まで縁のなかった症状のおかげで、思い出した話があります。 花粉症を治す果物がある名前を「じゃばら」って言います。名前の由来は邪を払うから来てるそうで。昔の人は花粉症を邪気のせいにしてて、それが治るから邪払って言い出したのかなって勝手に思ってます。 どうやらヒスタミンを抑制したり免疫を正常に整える作用があるようです。 薬が切れた時や、今後

        • 息子

          妻は出産後四ヶ月で職場復帰した。服飾の仕事で土日は出勤。保育園は土日休みなので、僕が毎週二日間は一緒に過ごしてた。 牧場にいったり、動物園にいったり。オムツを変えて、ご飯を作って。 最初に言った言葉も小さな声で「パッパ」 僕が見えなくなったら泣いて、見えるとジャンプして喜ぶ。 一年と半年そんな感じで過ごしてたけど、妻が産休に入った。 一ヶ月が過ぎると「パッパ」とは言わず、僕が見えなくなっても泣かない。 母は偉大だなぁ。

          クニとニク

          会社の近くにあるお肉屋さん。元々は内装外装共に古い見た目だったのだがコンサルタントを入れてお洒落なたたずまいに変わった。ポイントカードを始めたり夫婦だけでやられてたけど外国人の店員さんを雇ったり別のお店みたいに変わった。 リフォーム前から通ってたので新しくなったが扱ってる物は変わらないので通い続けていた。 新たにポイントカードを導入したことで、火曜日をポイント2倍デーにし、毎月29日は大特価と書かれたノボリをこれでもかと掲げていた。 2020年の12月なんと火曜日でかつ

          人狼

          僕がハマりにハマってたゲームの話。 今ではいろんな派生が出てる人狼ゲームというものにハマってました。 ざっくり紹介するとある程度の人数で集まり役職を隠して配役。人狼陣営と人の陣営に分かれます。人狼と人が交互にターンを進めていき人狼のターンでは人を減らして、人のターンで人狼が誰なのかを当て除外する。どちらかの陣営がいなくなると勝敗がつくといもの。 これだけだが、細かい役職が多くあるのでゲームの奥深さはとてもある。人の陣営に紛れる人狼の味方やランダムに人狼を探れる役職。 本

          皆さんのnote見てると自分の文のなんと読みにくいことか! 改行に工夫が必要と気づいた!!

          皆さんのnote見てると自分の文のなんと読みにくいことか! 改行に工夫が必要と気づいた!!

          妻の話

           僕はあまり誰かに影響を受けるタイプではない。それでも妻に出会って変わった部分がある。  元々、対人関係が苦手で歳を取るにつれ治っていったのだが、中学生ぐらいまではお店で注文する事もできなかった。未だに人の目を見て喋る事ができず、そのことを悟られまいといつもビクビクしている。人が多いとこに行くと疲れるため休みの日は布団から出ずに本の世界に逃げる。  そんな僕を妻は犬みたいで面白いと言ってくれる。妻が昔飼っていたボーダーコリーが目を合わさなかったそうだ。  そんな妻は僕と対照的

          深夜のコンビニバイト

           僕は大学の四年生の時に海外旅行に行くためにバイトを頑張った。内容は、クラブのボーイとコンビニの深夜バイト。クラブの方は土日祝日が賃金が高かった為、平日をコンビニに充てていた。  ほぼ毎日をコンビニで過ごす店長も人間なので、夜は寝ている。そのため深夜こそ信頼のおける人間を選んで働かせるべきだと思ったのだがうまくいかなかったのか、なかなかの粒揃い(もちろん悪い意味で)達が働いていた。横領をして首になった会社員、パチンコ屋を転々として毎回逃げる様に辞めてきたおじさん、大学に六年間

          深夜のコンビニバイト

          人生をかえたムンクとの出会い

           僕が高校生三年生の時の話。  画商をしてる父に急遽ニューヨークに連れて行かれた。  一年の半分以上を海外で過ごし、父親らしい事もしないくせに節目節目で口を出してくる父が嫌いで、この時も学校を休み二週間も海外旅行に行かなければいけない事が不満でずっと不機嫌だった。 初めての海外旅行なのでパスポートを取るところからだった。慣れない準備は全部一人で、もうどうにでもなれと投げ出してしまいそうになりながら、どうにか出国の日まで過ごした。  もちろん飛行機も一緒じゃない。僕はジョン・F

          人生をかえたムンクとの出会い