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本7. ほろよい読書

<あらすじ>
今日も一日よく頑張った自分に、ごほうびの一杯を。酒好きな伯母の秘密をさぐる姪っ子、自宅での果実酒作りにはまる四十路のキャリアウーマン、実家の酒蔵を継ぐことに悩む一人娘、酒が原因で夫に出て行かれた妻、保育園の保護者達からオンライン飲み会に呼ばれたバーテンダー⋯⋯。今をときめく5名の作家が「お酒」にまつわる人間ドラマを描いた、心うるおす短編小説集。


<レビュー>
⭐️⭐️⭐️⭐️
家かカフェでラテ飲みながらか、お風呂浸かりながらか、お酒飲んでほろ酔いになりながら、のどれかが最近の私の読書スタイル。特に酔ってる時は感情的になるのか、シラフで読むより、話に感情移入して物語に入り込めるので、やっぱ酒って最高✌️


ってなってる時に本屋さんでこの本を見つけて思わずジャケ買い。もう絶対お家で晩酌してハイボールでも飲みながら読もうってなりました!



が、今日はずーっと行きたかった表参道のワインペアリングできるフレンチに行って、お腹も心もとっても満足ほろ酔い状態🥰で帰宅したため、使わずにとってたイソップのキャンドルなんかも焚いちゃいながらお酒のお供なしで読んでみることにしました〜


「ショコラと秘密は彼女に香る」織守きょうや

伯母の秘密を探る姪っ子のお話。お酒とゆうか、ボンボンとか洋酒が使われた洋菓子が関わってた。

物語自体は、伯母の秘密が分かった時、あ、そうゆう事やったんや😳ってなる部分もあり、悪くなかったねんけど、お酒飲んで酔って〜っていうようなわかりやすいお酒話を想像してたので、ちょっと期待外れやったかな。


「初恋ソーダ」坂井希久子

果実酒作りが趣味の独身アラフォーキャリアウーマンのお話。これは期待してた通りのお酒話で、もっと酔った状態で読んだらよかった!


果実酒を作る工程や、飲んだ時の味の表現がめちゃくちゃ美味しそうで、自分も果実酒作ってみようかなってなったくらい。


キャリアウーマンではないですが、お酒好き独身アラサーの自分と重なる部分も多々あり、かなり面白かったです。


ただ、自分と重なる女性の話!うんうん!わかるわかる!どうゆう展開になるねやろ!って読み進めて行って最後、あ〜〜〜ラスト割と雑に持って行ったな〜〜って印象やった(短編集やからこれだけは仕方ない😭)


以下、お気に入りの文章。え、ただの名言で草。ってなった。
“男も酒も、未練がましいのがいけない。楽しく飲んで酔って、翌朝ちょっと引きずって、でもシャワーを浴びたらすっきり忘れるくらいがいい。”


坂井希久子さんの作品、他にも読んでみようっと。


独身女性の既婚女性に対する憧れとか、でも結婚できない、なかなか踏み切れない、結婚することが全ての幸せではないとか、独身女性の日々のお悩みにフォーカスされた話が多いような気がしますが、逆に既婚女性のリアルな悩みを面白く綴った小説とかないんかなーってふと思いました。
(旦那が子育てに非協力的で大変とかいう話はありきたりやなって思うけど、なんかもっとこうドロドロした読み込んじゃう系の小説)



さて、残りの3つの短編たちは、また日を改めて今度こそ晩酌しながら読んでみよう〜

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