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【レシピ】春酒に合わせたい!春野菜の酒粕グラタン

日本酒売り場がピンク色に彩られる季節になりました!

2月〜4月頃に出回る「春酒」は、桜を連想させるピンク色のラベルのものが多く、春の晩酌をより楽しいものにしてくれます。

「春酒」に明確な定義はありませんが、フルーティーで甘味があるものや、にごり酒やおりがらみ、スパークリング、甘酸っぱいものなど、可愛らしい味わいのものが多く、中には赤色酵母や赤米or黒米を使ったピンク色のお酒もあります。

そして、そんな春酒は春の味覚にとっても合うのです!

春酒と言ってももちろんお酒によって味わいは大きく異なりますが、総じて苺とはよく合います!こちらは甘酸っぱいにごり酒『あたごのまつ はるこい』(新澤醸造店/宮城県)と苺の白和えのペアリング。
お酒の甘酸っぱさと苺を合わせ、にごりのテクスチャーに豆腐の和え衣を合わせました。

そして、逆の方向性として、山菜の苦味に合わせるのもおすすめです。

甘くてフルーティーな春酒には、山菜や菜の花などのほろ苦みがよく合います。甘味と苦味がお互いを中和し合うペアリング。似たもの同士よりも、案外対称的な要素を合わせた方がペアリングって楽しいんですよね!

そして今回は、春酒にぴったりなグラタンのレシピをご紹介します。

2021年4月の料理教室でご紹介したレシピなのですが、フルーティーな香りと程よい甘味の『東鶴 芽吹き うすにごり』(東鶴酒造/佐賀県)と、春の食材を使った酒粕グラタンは、私もお気に入りのペアリングです!

春野菜の酒粕グラタン

【材料】(2人分)
バター…15g
米粉…大さじ1と1/2
酒粕ペースト…70g
豆乳(無調整)…200ml ※牛乳でもOK
白みそ…大さじ1と1/2
たけのこ(茹でたもの)…100g
新じゃがいも…1~2個
アスパラガス…4本
オリーブオイル…大さじ1
ピザ用チーズ…適量
パセリ(みじん切り)…あれば適量

【作り方】
①じゃがいもは一口大に切る。アスパラガスは根元の硬い部分を切り落とし、下1/3ほどの皮を剥き、3等分に切る。たけのこは食べやすい大きさに切る。

②鍋に1Lの水と小さじ1の塩と砂糖(分量外)とじゃがいもを入れて火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で6~7分茹でる。じゃがいもが柔らかくなったらザルにあげる。フライパンにオリーブオイルをひき、じゃがいも、アスパラガス、たけのこを入れて中火でさっと炒め、塩少々(分量外)をふって蓋をし、弱火で1~2分蒸し焼きにする。蓋を開けてさっと炒めたら火からおろす。

③フライパンにバターを入れて熱し、バターが溶けたら米粉を入れてさっと炒め、酒粕を加えて炒める。木べらで良く混ぜながら、豆乳を少しずつ加える。白みそを加えて溶かし、とろみがついたら塩で味を調え、②を加えてさっと混ぜたら火からおろす。

④③の耐熱容器にピザ用チーズを散らし、オーブントースターでこんがりと焼き色が付くまで焼き、パセリを散らす。

調理のポイント

・白みそが無い場合は普通のみそ大さじ1/2で代用してください。
・アスパラの代わりに菜の花を使っても美味しいです!
・オーブンを使う場合は220度で12〜13分程度焼いてください。

ペアリングのポイント

シュワっと爽やかな微発泡感に、フルーティーな香りと甘やかな味わいを持つ、まさに春に芽吹く食材にぴったりの味わいのお酒。うすにごりのまろやかなクリーミーさがあるため、酒粕との相性も良い。もし有れば、フルーティーな大吟醸粕と使うと尚良い。

このグラタン、春酒全般に合いますので是非お試しください!

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