真野遥|発酵室 よはく
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2022年の振り返り
今年も一年あっという間でしたね。
毎年恒例の1年振り返りnoteを書こうと思います。
昨年は本を出版したり、京都に秘密基地を構えたりなど、かなり濃密な1年間でしたが、「どりゃー!飛躍するぞー!」というよりも、むしろ地に足つけることを大切にし、昨年の一文字は「土」でした。
今年の一文字は何かなぁなんて考えながら、ゆるりとこの一年を振り返っていきます。
まずは、今年のお仕事のまとめです。
書籍
【レシピ】 梨と巨峰の白和え 生ハム添え
4ヶ月ぶりのnote投稿になってしまいました。季節はすっかり秋ですね。
私は秋が大好きで、秋晴れの朝の凜とした空気、澄み渡った空と線の細い雲、街中に広がる金木犀の香りが大好き。
そして、忘れてはならないのが実りの秋。柿や梨、ぶどう、いちじくなど、秋は白和えにピッタリな果物が多い気がします。
白和といえば、にんじんやほうれん草、しめじなどの野菜やキノコを使ってお出汁をきかせた和の家庭料理というイ
【レシピ】コリコリ食感がクセになる!干しきゅうりとイカの麻辣醤油麹炒め
夏野菜が美味しい季節になってきましたね!
なす、きゅうり、トマト、甘長唐辛子、冬瓜、ズッキーニ…。考えているだけで心に涼やかな風が吹くような気持ちになります。
私はできるだけ季節の野菜を食べるようにしているため、夏以外は夏野菜を封印。いよいよ暑くなってきて解禁する夏野菜の美味しさはひとしおです。
先日、大原の畑でそら豆がたくさん収穫できました。
無農薬・無肥料の放ったらかし農法で、月に1回ほど
オイスターソースと紹興酒で作る!春を味わうご馳走おかず&おつまみレシピ
中華料理に欠かせない、紹興酒とオイスターソース。
私は中華料理が大大大好きなので、この2つは必ず常備しています。
(好き過ぎるあまり、大人げなく「大」を3つも入れてしまいました。)
和食では、料理酒として日本酒を使いますが、中華料理では紹興酒が使われます。日本酒と違い、紹興酒はもち米を原料として造られており、麹を作る際は「クモノスカビ」という、日本酒とは違う菌が使われます。
長期間熟成させること
発酵する料理教室、その後
日本酒マリアージュ料理教室から「発酵室 よはくの料理教室」に生まれ変わり、初月のレッスンが無事に終了しました!
今月から「手仕事」をテーマにし、季節の仕込みものをしてから料理をし、日本酒と共に試食する…という流れになりました。
手仕事をテーマにした理由については前回のnoteに書いたのですが、思い描いていた通りの、ほのぼのした良い空間になりました。
味噌を作ったことがある方も無い方も、味噌仕
〜季節の手仕事と日本酒の宴〜 日本酒マリアージュ料理教室が生まれ変わります!
2018年4月からスタートした、日本酒マリアージュ料理教室。
新宿御苑前のキッチンスタジオを拠点に細々と始め、気付けば今月で丸4年となります。これまで延べ1600名以上の方にご参加いただき、本当にありがとうございます…!!
さて、そんな日本酒マリアージュ料理教室がリニューアルし、新しく生まれ変わることになりました。今回のnoteでは、どのように変わるかという具体的な内容と、そこに込めた思いを書か
余白を醸そう。 「発酵室 よはく」始動します。
2016年にフリーランスの料理家として活動を始めて以来、屋号などは定めずに、自分の名前で活動してきました。
個人事業主の「屋号」とは、法人で言うところの「会社名」のようなもので、料理家の場合は「〇〇キッチン」のような屋号で料理教室をされている方が多いです。屋号は開業届を出す際に申告することができるのですが、任意のため特に付けなくても問題ありません。
実はずっと「何か良い屋号が欲しいなあ」と考え
糀屋さんで無給で働いた10日間がお金に代えがたいほど贅沢だった話
2月の頭から10日間ほど、愛知県西尾市にあるみやもと糀店さんで、糀作りのお手伝いをしてきました。
「麹(糀)」とは、米などの穀物に麹菌を繁殖させたもので、味噌や醤油、酒、みりんなど、あらゆる日本の発酵調味料を作るのに欠かせない存在です。「麹」という表記が一般的ですが、「糀」も同じ意味です。お米にお花が咲いたかのような麹の風貌がストレートに表現された、素敵な漢字ですよね。
麹屋さんといえば、10