43.文章力、とは一体なんなのか?
文章力を向上させたい人は多いでしょう。
少なくとも、note書いてる人はほぼそうなんじゃないでしょうか。
僕も高めたいです。
物書きなので、文章とは随分と長く向き合ってきました。
初めて物語を書いてから、もう14年の月日が経過しています。
気が付けば、人生で最も時間と想いを捧げた野球を続けた年数と同じ。えらいこっちゃ。
物書きには野球人生みたいに引退がありませんから、多分、ここから死ぬまで現役です。
もっとも、だから僕は物書きを続けることを選んだわけですが。
閑話休題。
さて、文章力とは、何を指すのでしょうか?
そして、向上とは何を以て向上したと言えるのでしょうか。
文章力が高い、とはどういう状態なのでしょうか。
めちゃめちゃ偏った持論を展開してみたいと思います。何言ってんだって思ったら、優しく静かに見守っていてください。精進します。
あと、好きな話題だから、ちょっと長くなります。おそらく。
文章力とは?
表現が上手い、語彙力がある、伝わりやすい、難しいことを簡単に説明できる、例え話が秀逸、展開がシンプル……。
文章を展開するにあたって、いろんな要素があります。
文章力とは、それらを包括した言葉のように思います。
どれだけ情熱があっても、なんか微妙な文もあります。稚拙な、と表現することもありますね。
逆に、ほとばしる熱さはないけれど、淡々としているけれど、すっと理解できる文章もある。
まるで映像を見ているような、情景を想像させられる文章もある。
「文章がうまい」は「頭がいい」という言葉と似ているかもしれません。
勉強ができるだけが頭の良さを示すわけではないように、文章力と一口に言ってもいろんな捉えようがあるんじゃないかな、と。
また同じ文章でも、note、ブログ、ニュース記事、エッセイ、小説、それぞれで全く違うのです。
僕は割と小説寄りの文章が得意な人間なので、ニュース記事や一般的なライティングというのはうまく筆が進みません。
今はそこを少しずつ学んでいます。
なので、より違いがわかってきました。
同じ「文章が上手い」でも、どの土俵で書いているのかで変わりそうです。
媒体によって色の違う文章
小説は、表現です。
ある種の芸術作品なので、正解がなく、自由です。
なんなら日本語がぶっちゃけ意味不明でも、造語でもいいです。
ただ、記事はそうはいきません。
書き手の心情が出ないようにするところ、一方で自分というライターの色を見せるところ、どの立ち位置からの執筆か、決まりではありませんが、大事にするべきところがあります。
同じことを書いても、文章上手いなぁ、とはならないように思うのです。
ただ、お互いがもう死ぬほど書いているプロなら、逆に違いが把握できて柔軟に対応できるかもしれません。
ベースとなる「書く力」は大切だと思います。
僕はこの「書く」という地力こそが、文章力の意味に近いのかなと思っています。
何が上手いかは、どの世界の文章かによって違う。
そうすると、そもそもの書く力、対応する力が大事なんじゃないかなぁと思うわけです。
だとすると、こう思います。
「どうやって向上させんの?」
文章力を高めるには?
量です。圧倒的な。
以上です。シンプル。
身も蓋もないかもしれませんが、その通りです。
身も蓋もないのです。
文章を上手いこと書こう、文章力を高めよう、そこに近道なんて存在しないのです。
それは何においても同じ。
西野亮廣さんも、YouTubeにアップされている動画でおっしゃっていました。
https://youtu.be/7fI-X8BQWfA
まずやってから来い、と。
僕も、何からも学んではいませんでしたが、ずーっと継続して書いていて、文章の感じも変わってきました。
そうやって、地道に見えて、地味な感じで、コツコツと。
成功への道は、力をつけることは、きっとそういった道しかないのです。
イチローも、こう言ってます。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
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