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コラム的な

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特になんの意味も意図もない、僕の脳みその一部です。
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#物語

383.『アオのハコ』で青春に溺れる

久々にサブカルのお話。 しばらく前に本屋で見つけた『アオのハコ』という青春恋愛漫画。 当時は一巻が出たばかりだったのですが、試し読みが良くて密かにどこかで読めないかなーと期待していました。 あれから二年余り。 アプリで読めるようになっていて、結構な人気を博していたので思い出すように改めてこの作品に触れてみました。 ベタな演出も多いかもしれない。 過ぎ去った高校生のピュアさが眩しいだけかもしれない。 ただ、あまりに繊細な登場人物の心の描写と、主人公の大喜の見習うべきな

344.第四章が終わったのですが、この先はまだ書いていないという現状の報告

季節とともに進む物語。 高校野球最後の一年間というのを表現するにあたって、章立てごとに季節が変わるのは演出として綺麗だなと思って取り入れました。 そんな本物語もいよいよ冬が終わりました。 第四章の最後の一文は、こういった文章で締め括られています。 たったこの一文に、どんな意味が込められているのか。 スランプを相談した桜乃の姿や、秋仁自身が春が来ると信じて努力をしてきた経験など、いろんな想いが込められているように感じられたら嬉しい限り。 冬が終われば春が始まる、みたいな

341.第三章が終わったので、note小説について書いてみる

第三章『一枚の葉で知る』が終わりました。 個人的に一番好きだと言っていたシーンがこの最終シーンです。 さて、引き続き「創作大賞2023」に応募して投稿を続けています。 短編の話ならともかく、数記事に渡って読む、なんて動きはnote上どれほどあるんだろう、と前の記事で書きました。 今回の第三章のシーンを振り返った後に、そもそもnote小説というものの需要や思い描く今後を書いてみようと思います。 目に浮かぶような情景を描きたい第三章最後のシーンは、以下の文章です。 冬の

338.第二章が終わったので、章ごとのタイトルの付け方を書いてみる

またまたオフトーク的な感じで書いていきます。 noteで小説を連載するってどうなんだろう、と思いながら、「創作大賞2023」に応募して投稿を続けています。 短編の話ならともかく、数記事に渡って読む、なんて動きはnote上どれほどあるんだろうと思っています。 まあ、noteの新しい形を模索できればいいかなとも考えながらとにかくやってみることを大事にしてコツコツと公開を始め早くも第二章が終わりました。 目次でもわかるように、今後このように章立てが並んでいます。 この章の

336.一章が終わったので裏トーク的な感じでゆるーく話したい

第一章の投稿が終わりました。 次から第二章が始まります。 一度アップしたやつをコピペしているのがほとんどなのでアップ自体は楽。 目的は、「創作大賞2023」の参加なので今のところいい感じな気がします。 いつも真面目な投稿や物語ばかりなので、ちょっと裏トーク的な感じでたまにはくずした話がしたい、と思って、まるで小説の幕間のようなゆるい内容にしたいと思います。 たまにはいいよね。 結局題材は野球上記の「序」で早速わかりますが、高校野球がテーマです。 結局僕の書く小説は

333.小説を愛するすべての人へ

小説を初めて書いた頃から、約16年の歳月が経ちました。 ※下記にもありますが「創作大賞2023」に応募しました。長めの野球青春小説です。 ※現在作品は非公開です。 物語を書くというのは、今まで独学で進めてきましたが、こうして今も小説のことを考え、創り出そうとできていることに感謝です。 学生の頃から、生涯趣味でもいいので続けられればいいなと思っていたところから、2020年10月に一つの物語が電子書籍化することになりました。 収益を得ているほどではありませんが、やっぱり小

314.ChatGPTは小説を書けるのか

破竹の勢いで世界中を席巻している「ChatGPT」。 Googleで検索する、という多くの人が行っている今となっては当たり前の行為を、根本からひっくり返す可能性を孕んでいます。 人間の歴史上でも大きなターニングポイントになるかもしれません。 AIがこれほどまでに一般化してきた証左なのです。 訊いたことを何でも文章で指示通りに答えてくれるのは、確かにすごい。 まだGoogle検索に及ばない点はたくさんあるかもしれませんが、今のうちに触れておくといいのではないでしょうか。

292.処女作大公開!歴代の自分の小説を振り返る

めちゃくちゃ恥ずかしいのですが、自分の作品を遡ってみました。 初めて小説を書いたのは中学二年生。 当時ケータイ小説が流行っていて、その波に乗っかっただけのただの時間潰しの一貫でした。 その頃のプラットフォームは「モバゲー」というサービスで、学校でとにかく流行っていたのを覚えています。 今は「エブリスタ」と名称は変わっていますが、作品は引き継がれて当時の文章のままで残っています。 中二病をこじらせていた時期を辿ると、自分の文章や表現の変遷を感じられます。 独学だと、約1

285.人々は「チームをつくる」ことに心惹かれているのではないだろうか

世の中、いろんな物語があります。 僕は中でもアニメ、漫画、ゲームが好きなので、そういった物語に没頭することが多々あります。 つい先日、大人気野球漫画の『ダイヤのA actⅡ』が完結しましたね。 野球を長年取り組んできた者として、万感の想いがあります。 最近注目している漫画はいくつかありますが、主立てて以下の数作品です。 どれも常識人は出てこなくて、世の中の「当たり前」に楔を打ち込むような物語です。 サッカーの常識の真っ向から逆を行く理論が展開される『フットボールネーシ

246.法人名を考えてみた

就職当初は想像もつかなかったこと。 大学の硬式野球部を引退して、卒論を提出し終わったら、当たり前のように就職をして、当時周りにいた人たちと同じように働く。 そう思っていました。 というより、それ以外の生き方を知りませんでした。 起業なんていうのは、センスや才能がある人だけが成し遂げられるものだと思っていました。 時間的自由、経済的自由は、金融資産や経営学の勉強が先に必要だと思っていました。 生き方を変えつつある、30歳現在。 願望は磨いた方がいいよ、ビジョンは明確な

242.本から見る自分史の最初は、たくさんの児童書ファンタジー

最近、本について触れることが増えてきました。 読み返している本もあれば、ふと昔読んだ本の一節を思い出してnoteのネタにしてみたり、Twitterでは読書垢をフォローして読書欲が高まったりと、目に入る機会が増えてきました。 これは、記事内にもありますが『ドラゴンラージャ』という小学生から中学生にかけて読んできたファンタジー世界のシリーズものの、とある文章から思いを巡らせて書きました。 小説の話ばかりしますが、最初から文庫本片手にずっと読書に耽っていたわけではありません。

238.「#名刺代わりの小説10選」自分を構成する小説たち

Twitterで「#名刺代わりの小説10選」というハッシュタグを見つけました。 「好きな小説10選」ではないのです。 名刺代わり、というところがポイントですね。 小説を読み、書く者として、名刺代わりとしてどの10作選ぶのか。 結構考えました。 選んだ瞬間、自分の脳内はこの10作を凝縮したものと酷似しているんじゃないか、といった思いがよぎります。 私はこういう者です。 これを10作の小説で例える。 僕は、以下のようになりました。 厳選!自分を構成する小説10選そもそも、

226.本を出すという夢の具現化

noteの記事のあちこちで何回も言っていますが、僕の夢の一つは本を出すことです。 電子書籍は出ています。 次は、紙の本が本屋に平積みにされている。 ベタですが、そんな状態を大学二年生の頃から夢見ています。 夢は人それぞれで、人の数だけ夢がある、と思っています。 同じ本を出すという夢を持つ人がいたとしても、僕と全く同じ映像が浮かんでいるわけではないかもしれません。 夢を具現化する。 ビジョンを、文字通り映像化する。 夢や目標は更新されますから、そういった作業は定期的に

207.この感情を名付けるとするなら

『君は放課後インソムニア』という漫画を発掘しました。 発掘、という表現がいかにも適切で、文字通り掘り出したように現れた作品です。 読んでみると、これがまた、いい。 何というのだろう、思い当たるあの頃を思い出したり、こうであったらいいなと思っていた切ない願望のような場面も散りばめられていて、ノスタルジックというか、甘酸っぱいというか、とにかくエモい。 こうした空気感を醸し出している物語や作品が、僕は昔から大好きなのです。 「エモい」という一言でまとめられそうな想いだけれど