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29,今~暇になりたい方へ~
2022年は就活を終えたままフリーの学生として休学、留学を楽しんだ。
何にも縛られず自由。
でも自由って本当に良いことなのか?
この一年間を振り返りたい。
振り返り方は私の大好きな「言葉」と共に、さぁ始めましょ。
今年はフランスへ留学したのでフランス語がいくつかおじゃましますね!
Tout commence par un reve(全ては夢から)
それこそ夢だったフランス生活。
でもこの昔の「夢」さえ描けなかったら「現実」にできなかったんだろうな。としみじみ。
« C’est le temps que tu as perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante. »(バラに費やした時間こそがあなたのバラを特別なモノにするのです)
星の王子さまの言葉。実は留学で来たフランスは2回目の渡仏だった。
正直前は「あぁ、ヨーロッパだな」としか思わなかったけど、2回目の今回。ふと思い出すと胸がきゅーっと締め付けられるくらい恋しくなる。
きっとこの大学で五年間もフランスと向き合って、その時間が私にとってhomeと感じさせるようになったのかな。
名所旧称を訪れる人は、結局案内書を事前に熟読し、あたかもここに書いてある星印一つとか二つとかの等級づけを、自分の印象として帰ってくる。
留学中はヨーロッパを周遊した。
一度も田舎の友達の家に滞在させてもらってホテルを取らず、夜行バスを乗り継いだ。
この度で一番味わいたかったのは「その地の人の営みに溶け込む」こと。
何時に起きて、起きたら一番最初に何をするのか、どんなものを食べて、どんな会話をするのか。何もない特別な日が知りたかった。
どうやら私は建物とかより、人の営みに興味があるよう。せっかく異国の地に行くのなら、みんなの知らないところまで潜り込んじゃいたい。
次の日の予定なんてなかったからこそ、目の前のことに感動できたのだと思う。
この一年、本当に自由な日々だった。何にも追われない。
次にこうしなきゃいけないから、今はやめておこう。
いつかこうなりたいから、今はこれをしておこう。
良い意味でも悪い意味でも未来に囚われすぎてたまに今を生きることを忘れちゃう。
この自由な一年間、一番敏感になった感性は「今に感動すること」だった。
私たちは変数が多い時代を生きていかなければいけない
だからいま自分がやりたいことをやるのが一番いいんじゃないかと思うんです。
たまに思う。もし私がここに生まれていなかったら、もしこの時代に生まれて来なかったら。
きっと違うルールや価値観に縛られ裁かれ生きているのだろうと。
違う場所へ行ったり、未来から過去を振り返った時に「あそこの人々は、あの時代の人々はそれを信じてたもんね」となるのが少し恐ろしい。
今正しいと思っていることも、実は場所や時代に騙されたファンタジーの世界。
そんな世界を泳がされ、生かされているのかもしれない。
そうなのであれば、後悔しないように、自分が心からしたいと思えることを選択するようにしたいと思った。
正しいからやる!じゃ、正しくないってわかったとき大後悔するものね。
でも好きだからやる!じゃ、間違ってたって後悔なんかしようがない。
だって私、やりたかったんだもん。
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