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夫が単身赴任になって3か月で分かったこと

2021年秋、未就学児の男の子が二人いるなか、夫が400Km離れた地への異動が命じられてしまいました。
当たり前に一緒に暮らしてきた夫。ひとまず我が家では夫が単身赴任という決断を下しました。
「案ずるより産むが易し」を実感した3ヶ月だったので、記録としてnoteに書き留めておきたいと思います。

〈夫が単身赴任になって分かったこと〉

◎物理的距離はあるが精神的距離は感じない。


 通話料が必要だったころと世の中は変わり、インターネット環境さえあれば無料で通話、しかもビデオ通話まで可能になりました。
この発展によって、どこにいてもいつでも顔が見られる、話ができるようになり、「寂しい」といった感情はあまり感じることはありません。(子どもたちからもそのような雰囲気は感じません)
むしろ、当たり前に家にいたころよりもしっかりと連絡を取るようになったため、ささいな相談や報告もするようになったという副作用もありました。

◎心配しなくてもちゃんと食べるし楽しんでいる


夫側の心配の一つである「栄養バランス」については心配無用、試してみると便利サービスもありました。
私の夫は自分で料理するタイプではありませんので赴任先ではnashという宅配の冷凍おかずを取り寄せし、炊飯しながら週の半分くらいはレンジで温めて食べています。
管理栄養士さんが監修しているので栄養バランスも良いおかずを選ぶことができます。

また、コロナが落ち着いている時期は上司などから頻繁に飲みに誘われていました。断る理由がないので夫は誘われたら行く、まさに上司からは格好の飲み相手。会社員として生き抜くためには外せない上司とのコミュニケーションも円滑に取っているようです。
(私のようなワーママには絶対できないもの。やりたくもないけど笑)
そのため、居酒屋などでおいしいごはんとお酒を嗜む日も多いので、偏って不摂生にはならないようです。

◎出費が倍になるわけではない

単身赴任はお金が二重にかかるイメージですよね。しかし、実際始まってみると意外なことが分かりました。本家の光熱費と食事が1割~2割下がったのです。
考えてみれば、大人の男が一人ほぼいなくなったわけなので、一人分の電気、水道(風呂の湯量も減らした)、食事の量が減るわけなのです。
赴任先の光熱費と食事がオンされることになりますが、単純にこれまでの分から増えるばかりではありません。

家財道具や帰省費など、会社から支給される範囲外の出費があるのは事実ですが、
やりくり次第で出費を最小限にできるのではないでしょうか。

◎お互いの夢や目標があるからこその選択

私は単身赴任か、帯同かの選択があること自体に恵まれた環境だからこそ悩ましいのだと気づきました。
家庭によっては選択支がない状況もあるなか、選べる環境と、私に選択権を持たせてくれている夫にも感謝しています。
帯同するということは、今の仕事を辞めるということなのですが、夫はそのタイミングを私にゆだねてくれています。
それは、お互いを尊重し、応援しているからです。それゆえの単身赴任という選択を夫婦で話し合って決断したから、困難があっても協力しあって乗り越えています。


◎人生、経験したもん勝ち

離れていても、家族を大切にする気持ちをお互いに伝えあう。これが大切。
近くにいてもこれを感じなければ幸せな家族にはなれないから。

さまざまな家族の形があっていい。
人生のうちでそのような境遇の時があってもいい。家族の絆を深めるチャンスにもなる。

不安や、心配な気持ちも、経験したから知った感情。
私だけでなく、子どもたちにとってもその財産になると思っています。
期限が決められているわけではないため、また毎日一緒に暮らすのがいつかわからないのですが、
日々、子どもたちの成長だけでなく、私たち大人の成長もあるに違いありません。

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未知の生活に不安を覚えるのは当たり前。
私の経験がどなたかの不安を少しでも取り除くことができれば幸いです。

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