![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31055378/rectangle_large_type_2_0457f3d0316ddad3a5cd57a039f010f9.jpg?width=800)
ジャンゴ 繋がれざる者
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
『ジャンゴ 繋がれざる者』を観た。レポート課題のために息子がDVD観てたので便乗。サミュエル・L・ジャクソン! 悪役のディカプリオもいい。相変わらず、バイオレンス表現に無駄に凝ってるのは、タランティーノの真骨頂ねー。肉肉しいし、血飛びすぎ!苦笑 でも、思ってたより痛快だった。
— もりはるひ (@haruhi_mori) June 14, 2014
2012年のアメリカ映画。舞台は南北戦争直前のアメリカ南部。元奴隷のジャンゴが、賞金稼ぎのドイツ人歯科医の助けを借りて、生き別れた最愛の妻を取り戻す復讐劇を描いた痛快バイオレンス・アクション作品です。
監督は「タラちゃん」こと、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、『レザボア・ドッグス』、『キル・ビル』のクエンティン・タランティーノ。タラちゃんの “マカロニ・ウエスタン愛” が炸裂しています。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31047423/picture_pc_1e168efe2bf478233cf73fd9993d8aeb.jpg?width=1200)
主な登場人物
○ ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)
元奴隷の黒人男性。キング・シュルツに助けられ自由の身に。奴隷として売られて行った妻ブルームヒルダ(ヒルディ)を探す。銃の才能がある。
○ キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)
賞金稼ぎのドイツ人歯科医。奴隷だったジャンゴを助け、相棒にして旅を共にする。飄々としているが賞金稼ぎのためには手段を選ばない。
○ ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)
ジャンゴの最愛の妻。カルビン・キャンディの下で奴隷となっている。
○ カルビン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)
奴隷を非道に扱うことで知られる農園領主。
○ スティーブン(サミュエル・L・ジャクソン)
キャンディに忠実な老執事。
公民権運動を知るシリーズ、その3
息子の大学時代の課題で「アメリカ公民権運動について知る」というお勉強に便乗して観た映画シリーズ。その3本目が本作でした。
ちなみに1本目と2本目は、このようなラインナップ。
○ 1本目『ミシシッピー・バーニング』
○ 2本目『夜の大捜査線』
扱っているテーマが人種差別や奴隷制度なだけに、結構ヘヴィーな作品が続いてそろそろ辟易しかけていた、この頃のわたし。笑
○ 後日談
4作目に『ドゥ・ザ・ライト・シング』(スパイク・リー監督)を息子が借りてきた頃には、さすがに「もう……ちょっと、しばらくはいいかな」という気分になっていて、全編観るのは “パス” しました。後半のクライマックス部分を少し観た程度……。苦笑
タラちゃん作品の特徴に助けられる
そんな流れの中で観た本作。タランティーノ作品の特徴である痛快さとエンターテインメント性の高さに助けられましたね~!
こちらの予告編で雰囲気がおわかりいただけるかな♩ と。
ただ、タランティーノ作品のもうひとつの特徴でもあるバイオレンス表現。これがわたし、ちょっと苦手で……。タラちゃんて、血しぶきの表現とか、やたらこだわりますよね~。(撮影技術としては、確かに凄い!と思う)
うんうん。わかるよ。
好きなのね。笑
わたしの好みとは違うけれど、タラちゃんのそういうところ、わりと好きです!笑
オタク道まっしぐらで、自分が「好き♡」と感じるモノに邁進するところ、嫌いじゃないです♩
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31054340/picture_pc_9a695dc8497c8a7c514bb3f35d0deef9.jpg?width=1200)
作中、「レクィント・ディッキー鉱業社」の従業員として、ひょっこりカメオ出演もしています。
調べてみたら、ヒッチコックのカメオくらいお馴染みのようですね。
豪華なキャスト陣!
上記の「主な登場人物」の通り、本作はキャスト陣の顔ぶれがとても豪華。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31055398/picture_pc_31b7c85ab52b65b3ac813451e35751be.jpg?width=1200)
主人公ジャンゴ役に『Ray/レイ』(2004年)でアカデミー主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックス。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31056694/picture_pc_d52cb1751634235a1f71c6377cfa5f19.jpg?width=1200)
ジャンゴを相棒にする賞金稼ぎのドイツ人歯科医、Dr. キング・シュルツ役に『007 スペクター』のクリストフ・ヴァルツ。
本作および、同じくタランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』でアカデミー助演男優賞を2回受賞。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31058184/picture_pc_55557d4f0d5d576471ed9c3c4384ddfa.jpg?width=1200)
ジャンゴの敵役である農園主キャンディに仕える老執事、スティーブン役にはサミュエル・L・ジャクソン。
この面構え! イイ!笑
『パルプ・フィクション』、『交渉人』など、多数の作品に出演する大ベテランですね。『スター・ウォーズ』EP1~3では、ジェダイ・マスター「メイス・ウィンドゥ」を演じていました。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31058946/picture_pc_16e787842b52778a4951fe33c0a2c955.jpg?width=1200)
そして、黒人奴隷をモノのように扱う冷酷な農園主カルビン・キャンディ役に、我らが「レオ様」ことレオナルド・ディカプリオ!
ディカプリオ、好きです♡
レオナルド・ディカプリオのこと。
『タイタニック』で世界中の女性からキャーキャー言われていた頃には、彼の良さがいまひとつ理解できていなかったわたし。汗
異性の好みって、ほんとに人それぞれだし、年月と共に変化したりもするので面白いですよね。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31060561/picture_pc_4c0d06d7888b3939be07de0e242e4a3f.jpg?width=1200)
今のわたしなら、キャーキャー言います!笑
若い頃のディカプリオ。美しい……♡
きっかけは『ブラッド・ダイヤモンド』、『シャッター アイランド』、『インセプション』などの作品。
どれも面白いです! おすすめ。
以来、とても好きな俳優さんになりました♩
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31063892/picture_pc_4074a72be312efcd0e253c2a37e296fb.jpg?width=1200)
眉間に深く刻まれたシワ。渋い役柄もこなせる大人へと成長。
以前のわたしは、ハリウッドのイケメン俳優の中では断然ブラッド・ピット推しで、ブラピをこよなく愛しておりました。出演作も『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)くらいまでは熱心にチェックしていたのですが、それ以降の彼の出演作にはなぜか興味がわかず、いつしか疎遠になってしまいました。“昔、大好きだった彼” みたいな感じ。笑
でも、ディカプリオと共演した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、ぜひ観たい!!
※追記: 観ました!(2021年2月)
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観た。
— もりはるひ (@haruhi_mori) February 13, 2021
ブラピとディカプリオ♩
それだけで眼福♡
今回も趣味全開のタラちゃん節でしたねぇ。笑
好きなもの全部詰め込んで、ちゃんと成立させるのは、脚本の巧さかな。
楽しみました〜!#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/dN785VKI2G
サウンドトラックも良いです♩
本作の音楽は、映画のために作られたオリジナル曲のほか、タランティーノ監督が大好きな1960~1970年代のマカロニ・ウエスタンの曲が多く使用されています。
こちらは『真昼の死闘』(1970年)からの曲。カッコいいです。
作曲は、わたしも大好きなエンニオ・モリコーネ。今年(2020年)7月に91歳で亡くなられた、映画音楽界のイタリアの巨匠です。
『ニュー・シネマ・パラダイス』より『愛のテーマ』(Tema d'amore)
この曲を聴いただけで、あの感動のラストシーンを思い出してうるうるしてしまう……。(映画技師アルフレードが遺したフィルムを中年になったトトが一人で観るんだよね。良いよね。ううう……。涙)
・・・
という訳で、アメリカの奴隷制度に始まり、タラちゃんのこと、レオ様のこと、エンニオ・モリコーネのこと―― いろんな面から本作についてご紹介しました。
観る人を選ぶ作品ではありますが、流血表現ノープロブレムな方でしたら、スカッと痛快な気分になれると思います。
▼ レオナルド・ディカプリオの関連作品
▼ 全作品インデックスはこちら
いただいたサポートは、大切にわたしの「しあわせ時間」に役立てます。いつもより多く映画館へ行けるかも♩