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素晴らしき哉、人生!

きょうは12月24日。クリスマス・イヴに寄せて、こちらの映画をご紹介します。

わたしのオールタイム・ベスト!『素晴らしき哉、人生!』です♩

1946年のアメリカ映画。原題 “It’s a Wonderful Life”。監督はフランク・キャプラ。

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鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1946年のアメリカ映画。もはや好き過ぎて何から書けば良いのかわからない!笑 それくらい大好きな作品なのです♡

想い出に残る出逢い

はじめて本作を観たのは、上記の感想ツイートよりさらに前。夜遅い時間帯のテレビ放送でした。

当時は、息子がまだ小学校高学年か中学生くらいだったでしょうか。わたしはといえば、離婚後シングルマザーになり、ようやく数年が経った頃。会社勤めのストレスで、メンタル的に何かとしんどい日々でした。

おそらく、クリスマスの時期だったのでしょう。

クリスマス映画の古典的定番となっている本作。本国アメリカでは、クリスマスシーズンになるとテレビで放送されるのが恒例だそう。

子どもが寝た後、リビングでひとり。テレビを観るともなしに眺めていたら、古めかしいモノクロの映画が流れてきました。

これが『素晴らしき哉、人生!』との運命の出逢いだったのです♡

オープニングが可愛い♩

教会のベルが鳴り、オーケストラの楽しげな曲と共にオープニング・クレジット。

絵本のページを1枚1枚めくるように始まります。

この冒頭からして、もう可愛い〜♩
絵本が大好きなわたしは、すっかり惹き込まれてしまいました♡

そして、いろんな家の中から聞こえてくる、人々の祈りの声。画面いっぱいに瞬く夜空の星々--。

星たちが互いに会話を始めます。これ、宇宙にいる(らしい)神様と天使たちの会話なのですね。(「星」というよりは「星雲」が喋ってる!笑)

おっと、ご安心あれ!
ネタバレなしで書きますよ♩

そんな素敵なオープニングから、映画の世界へ入り込んでいきます。

全わたしが泣いた!!

はじめて本作を観た結果、どうだったかというと--

大号泣でした! 涙だぁだぁ出ました!

ひとり、深夜のリビングで。笑

でもそれは、なんともあたたかな、感動の涙でした。

胸いっぱいに淡いオレンジ色の光が灯るような、うれしい、ほっとする涙

「今の自分は、どうしてこんな現状にいるんだろう」

「かつては、別の “夢” や “望むこと” があったのに」

「ああ、アレも叶わなかった…… コレも出来なかった……」悲

そんな想いを抱えている人に、ぜひぜひ観てほしい。

人生に無駄なことなんて、ひとつもないんだよ。

あなたという人は、誰にも代えられない存在なんだよ。

あなたの存在が、今あなたの周りにある「世界」をかたち創っているんだよ。

知らないうちに、誰かの人生にも変化を与えているんだよ。

ハートの深い部分に、そう伝えてくれる映画です。

この作品が観客に届けようとしてくれているもの--

それは「」!

まさしく「愛」そのもの。
わたしはそう感じました♡

キャプラが描く、愛おしい人々

登場人物の描き方も、良いのです。心温まる作風で知られるフランク・キャプラ監督の、やさしい目線に満ちています。

主人公ジョージ・ベイリー
明るくて、真っ直ぐで、裏表のない好人物です。

彼の元に遣わされる天使クラレンス
このおじいちゃん天使がまた、とてもキュートなのです♡

他にも、ジョージの家族や、幼なじみ、街のみんな--。観ているうちに、こちらまでだんだんと彼らを愛おしく感じられてくるから不思議。

お気に入りのシーン

作中の好きなシーンについてもひとつひとつ語りたいのですが、すべて挙げているとキリがなさそうなので……。笑
ひとつだけ、挙げておきますね。

映画のラスト、主人公ジョージは天使のクラレンスからある贈り物を受け取ります。その贈り物に書いてあるメッセージにご注目! 洒落ています♩

▽答えを知りたい方は、こちら
(ネタバレ注意!)

わたし史上、最高の映画

これまで本当にいろいろな映画をたくさん観てきましたが、その中でわたしが最も心を動かされた映画が本作です。

もしも「心が動いた度合いを測れるメーターがあるとしたら、まさにトップ・オブ・トップ! これ以上に大きく心を動かされた経験は、まだ他の映画ではありません。

観終わったあと、自分の人生を大切にしたくなる、素晴らしい映画です♡

それでは、素敵なクリスマスを!
チリンチリン♩(ベルの音)


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