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マイ・フェア・レディ

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1964年のアメリカ映画。ミュージカル作品です。主演は、みなさんご存じ、麗しのオードリー・ヘプバーン

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ブロードウェイ作品の映画化

本作はもともと、ブロードウェイで上演されていた舞台ミュージカルでした。舞台版で主人公 イライザ・ドゥーリトル 役を演じていたのは、ジュリー・アンドリュース

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ジュリーのイライザも可愛い♩ これはこれで観てみたいなぁ。

作品が映画化されるにあたって、キャスティングについてはいろいろといきさつがあったそう。最終的に、舞台で主役を演じたジュリー・アンドリュースではなく、オードリー・ヘプバーンがキャスティングされました。

当時のジュリーは、さぞ悔しかったことでしょうね〜。ショービズ界は厳しい!汗

でも、映画版の役を逃したことが、その後のジュリーのキャリアに劇的な変化をもたらします。

(スケジュールが空いた結果)同年、あの『メリー・ポピンズ』で主役を演じ、結果的にアカデミー主演女優賞を受賞することになるのです!

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もともと実力ありますからね。うんうん。

そう考えると、彼女にとっては映画の役を逃した方が「良い流れ」に乗る道だったのかも♩ これだから、人生って面白い! なんだか元気の出るエピソードで、好きです。

アカデミー賞8部門を受賞

一方、本作は同じ年のアカデミー賞で、8部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞、衣装デザイン賞、美術賞、編曲賞、録音賞)を受賞しています。

つまり、『メリー・ポピンズ』でジュリー・アンドリュースが取った主演女優賞 “以外” のほとんど、ということ。

8部門……これって、凄いことですよ!

オードリー演じるイライザのギャップ♡

本作のおおまかな「あらすじ」は、こんな感じ。

舞台はロンドン。下町生まれの貧しい労働者である、花売り娘のイライザ(オードリー・ヘプバーン)が主人公。
ある日、言語学者のヒギンズ教授(レックス・ハリソン)は、ひどい下町訛り(コックニー英語:下品で汚いとされていた)で話すイライザを街角で見つける。
ヒギンズ教授は「どんなに下品な言葉づかいの花売り娘でも、わたしなら立派なレディに仕立て上げられる」と豪語し、友人のピカリング大佐と賭けをすることになるが――。

冒頭、イライザが花を売る広場は、ロンドンのコヴェント・ガーデンという所。いつかロンドンを訪れたら、わたしがぜひ行ってみたいスポットのひとつです。

で、そこで花売り娘をしていた頃のイライザがこちら。
▽ なぜ英語が話せない?/Why Can't The English?


エレガントとは程遠い……笑。でも、オードリーが活き活きとしていて可愛いですよね♩

特に好きなのは、このシーン。
▽ 今に見てろ/Just You Wait

めちゃめちゃ可愛いなぁ~♡ やんちゃなオードリー。

コックニー訛りの特徴で「ヘンリー・ヒギンズ」(Henry Higgins)の “H” が落ちて、「エンリー・イギンズ」(Enry Iggins)になっています。笑

・・・

それが、綺麗な英語の特訓と行儀作法の習得によって、こんなに立派な上流階級のレディに!!

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美しいわぁ……。華奢なオードリーには、こういう襟の詰まったデザインがよく似合いますね♩

心躍る楽曲の数々♩

一番有名なのは、これかな。

踊り明かそう/I Could Have Danced All Night
(吹替あり:マーニ・ニクソンによる歌唱バージョン)

確かにオードリー本人による歌唱より、吹替の方が上手ではありますなぁ。本作の歌唱部分の吹替については、いろんな情報があると思うので、興味があれば検索してみてくださいね。

わたしが好きな曲は、こちら。
運が良けりゃ/With A Little Bit of Luck

アスコットのシーンにご注目

本作の衣装は、素敵なドレスがたくさん登場。オードリーが着用しているドレスはもちろんですが、アスコット競馬のシーンはとりわけ華やかで素敵です! 全員モノトーンで統一されているところが、すごくお洒落♡

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映画のようなドレスではなくても「基調色を+アクセントにグレー」という色の使い方は、普段のコーディネートにも応用できそう。真似したくなっちゃいますね♩

・・・

ラブストーリーとしては、ヒギンズ教授の「威張りん坊」で「上から目線野郎」っぷりがかなり鼻につくので “応援したくなる” 恋ではないですが……。今のご時世だったら、女性から大ブーイングが出そうよね。(わたしなら、紳士的なピカリング大佐を好きになるけどなぁ。笑)

でも、楽しい楽曲と、オードリーの活き活きした表情が全編に溢れているので、観ると元気になれる映画ですよ~!


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