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miki maeda
2017年1月18日 22:11
青々と緑輝く式場に両家の親族そっと集まるさよならの靴音が鳴る花嫁をエスコートするその背中から幼き日ふと振り向けば瓶底の眼鏡をかけた兄がいたのだその眼鏡いじめられぬか心配ではらはらしていた転校前夜母の日にお手伝い券ボックスを夜中に二人作りあげたね将太くん将太くんと追いかけて付いてくんなと蹴られた日もあり「妹よ」を聞かされて育ったはずなのに先に家を出ていく兄よ思い出は走馬灯