間借りカフェで大変だったこと3選
基本的には、実践すること・挑戦することは
大変なこともあるかもしれませんが
得られるものの方が多いです。
そんな中でも、
これだけはさすがに大変だったな・・・
と思ったことをシェアします。
これから間借りでカフェをやってみようかなと
考えている方の参考になればと思います。
では始めましょう。
「間借りカフェで大変だったこと3選」
1. 毎回の荷物の運搬
借りるお店さんの条件にもよると思いますが
私がお借りしたカフェさんは、
エスプレッソマシン以外は使って良いですよ。
というスタイルでした。
ただ、そうはいってもコーヒー関係だけでも
ドリッパーとサーバー、フィルター、コーヒー豆
テイクアウト容器からミルクスチーマー・・・
さらに私の場合、パンやお菓子も販売していたので
商品そのものやポップ、お釣りやメニュー表・・・
とにかくあらゆる物を、1日の営業のために
毎回荷造りし、現地で荷ほどきし、
また荷造りして帰る必要があります。
もちろん帰宅後の荷解きも。。
これは本当に大変でした。
もちろん効率化できるところはしてきましたし、
だんだんと荷物は減っていきますが
相当な気力が必要となります(特に営業後)。
毎日がお引越しです(笑)
2. 商品の製造場所
これもお借りするお店さんの設備によりますが、
私の場合、パンやお菓子も販売したかったので
当然商品を作らなければなりません。
自宅で作った物を販売することはできないので
「どこで作ったら良いの問題」が発生。
正直な話、製造許可のない自宅で作ったお菓子を
販売なさっている方もいるので
このあたりはカナリグレーらしいのですが
お借りしているカフェさんに迷惑を掛けては
いけませんし、きっちりとしたいところ。
幸い、市内にレンタルキッチンがあったので
お借りしましたが
ここで何が起きるかというと、
1. で出てきた荷物運搬問題の回数が倍になります。
前日に全て仕込みを行うため、すべての材料、
器具を揃えキッチンに向かい、
仕込みをした後お店へ商品を届け
自宅へ戻って荷ほどき。
もうどんだけ移動すんねんという感じです。
そして、レンタルキッチン、高いです(笑)
店舗借用代とレンタルキッチン代を
25日営業のカフェと想定して計算すると
家賃45万のお店を借りているレベルになります。
ワンオペなのにどんだけやねんと(笑)
そこで3. に続きます。
3. あんまり儲かりません(爆)
これもやり方次第なのでしょうが…
本当にコーヒーだけを提供して、お菓子は仕入れで…
ということであれば、ある程度の客数があれば
赤字になることはないでしょう。
コーヒーの原価はスペシャルティといえど
知れていますしね。
ただ私の場合で言うと、
そこにレンタルキッチン代や
材料費(小ロットなのでさらに高くつきます)
を考慮すると、仕込みや準備諸々も含め
丸2日は働き詰めですが
時給10円くらいです。
「じゃあなんのためにやっているの?」
と思ったそこのアナタ。
もうそういう考えは忘れてください。
嘘です。忘れないでください。
そもそも私は儲けようと思ってやっているわけではありません。
そうは言っても店を構えて継続するためには
綺麗事ばかりは言えないので、
今後自分の店を持つにあたっては
しっかりと事業計画を立てるつもりですが
間借りカフェに関しては
「やってよかったこと5選」で挙げたことが
全てだと思います。
固定費をかけずに店舗運営チャレンジできる機会、そうそうないです。
間借りでカフェを始める時には、
きちんとした目標(目的)を決めるとブレません。
私は経験を積むこと、少しでもファンを作ることを目標(目的)として
間借りでのカフェをすると最初に決めました。
おかげさまで常連さんもでき、いろいろな人に支えられて
お菓子やパンはいつもほぼ完売となり本当に感謝しかないですし
ここで得た知識や経験、ご縁はお金では買えません。
大変なことも多いですが、確実に成長できるし
夢へ一歩近づくことができます。
間借りでカフェを・・・と考えている方は
自分のしたいメニューと、貸してくれるお店さん側の条件を
しっかりと照らしてみると良いと思います。
それから、「なんのためにやるのか?」をじっくりと考えてみるといいかもしれません。
参考になれば幸いです。
パンとコーヒーのお店「ハルノカオリ」
(Instagram : @harunokaori03)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?