今週の読書録
暑すぎる休日には、クーラーのきいた自宅でアイスティー片手に読書する時間。
今週読んだのは、読書は自分の体験できないことを疑似体験できるという言葉を思い出す二冊でした。
ガラスの海を渡る舟
寺地はるなさんの『ガラスの海を渡る舟』は、表紙が気になって手に取った一冊です。
仲のよくない兄弟がわざわざ揃って家業を継ぐからには衝突もあります。
衝突というよりは一方通行な感じではありますが、兄弟手を取り合って始めたわけではない二人が、得意なことをいかしながら着実に歩む姿は逆にリアリティがあります。
実際に泣くことはありませんでしたが、寺地さんが描く家族の一つの形に考える物がありました。
北欧こじらせ日記
暑い日には涼しい国に思いをはせつつ、ライトに読める一冊を。
フィンランドをこよなく愛する主人公が、移住に向けて着々と準備を進める話と思いきや、続きは続編で…
好きなものを追求した結果、まさかの移住?!
手に職を持たない企業勤めのキャリアでも、その手があったか!という寿司職人の学校に通って資格を取るという発想に脱帽。
しかし、いわゆるキャリア系の移住ストーリーとは異なり、あくまでも目的は大好きな場所に住むことであり、どこまでもゆるい。
北欧好きの方はもちろん、ストレスフルで現実逃避したいときにも気軽に読めるコミックエッセイです。
そして、来月発売される続編では、ついにフィンランド移住まで話が進むようです。
フィンランドラバーの主人公の動向に興味津々です。
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