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やはり「決断」は人生に大きな影響を与えるらしい #研究報告書〜最終版〜

2022年6月からスタートした、「新しい働き方LAB2期生(以下あたらぼ)」としての活動。
控えめに言って、人生変わっちゃいました!
なぜ「人生が変わった」と感じるのか、ここに記していきます。

\\活動期間に書いた記事はこちら//

▼実験計画書

▼中間報告書

🌸実験の目的と背景

私がしていた実験は、
場所に縛られない”LivingAnywhere”な生活は、人にどんな変化をもたらすのか?

1ヶ月以上LivingAnywhere Commons(以下LAC)を使った生活をし、研究期間中は毎日日記を書きます。

もともと旅行が好きで、漠然と「旅をして生活したいな」と思っていたので、この企画に参加することを決めました。

🌸検証したいと思っていたこと

私が検証したいと思っていたことは、
今日の決断によって、半年後どのような未来に行き着くのか。

今の自分が置かれている環境は、自分が過去にした決断の結果。

今日した決断が半年後の未来をどう作っていくのかが気になり、自分自身の決断に焦点を当てて、普段どのような場面で、どのような決断をしているのかを記録していました。

🌸研究活動の概要

研究活動中に訪れたLACの拠点は以下の6か所。

・沖縄うるま拠点
・宮崎青島拠点
・東京浅草拠点
・山梨八ケ岳拠点
・静岡下田拠点
・千葉館山拠点

海が好きなので、主に海の近くの拠点を訪れました。

🌸結論と根拠・気づき

先ほど「人生変わっちゃいました」と書きましたが、決して過言ではありません。
あたらぼに入ってからの半年間でたくさんの方と出会い、仕事や生活などに対する価値観が大きく変わりました。

あたらぼに入る半年前までは、部屋に閉じこもってずっと仕事をしていた孤独のフリーランスだったのに…。

ここでは、具体的にどんな変化があったのかを3つに分けて紹介します。

生活・プライベート面の変化

🌷旅する生活が”あたりまえ”に
“旅をしながら生活する”のライフスタイルは、半年前までは考えられなかったこと。

もともと旅が好きだったので、「いつか旅して生活したい」と思っていたものの、それは自分の中で「いつか宇宙行きたいな」くらいの遠い話でした。

・まだ十分に稼げていない状態で旅して大丈夫なのか
・60泊分の宿泊券をもらえるが移動費が…
など、お金の心配が大きかったのですが、いざやってみると意外と生きていける。

今では旅して生活するのがあたりまえで、自宅にいるときのほうが違和感を覚えるくらいです。

🌷デスクワークの引きこもりライターが体育会系ライターに

あたらぼに入る前は、1日10時間以上パソコンに向かい、1週間家から出ないときもある引きこもりライターでした。運動も簡単な筋トレを自宅でやる程度で、圧倒的な運動不足。

しかし、今ではサーフィンをやったり1月にノリで出ることになったマラソン大会のトレーニングをしたりなどと運動量が激増しました。

こんなにも運動量が増えたきっかけは、今年の10月に初めて訪れたLAC館山です。
コミュニティマネージャーの北村さんとの会話の中で、何気なく「マリンスポーツやってみたい」と口にしたところ、次の日に早速SUPに連れて行ってくださり、その翌日にはサーフィンにも。

サーフィンは波が怖くて、正直1回でもう満足かな〜と思っていたのですが、2回、3回と誘ってくださるうちにハマってしまいました。
いまや自宅にいるときは、ベンチプレスでパドリングの練習をしたりサーファーのための筋トレをYouTubeで見てやったりしています。最近は、自主練するためにスケボを買いました。

マラソン大会もノリで出ることになり、最初はゆるく参加するつもりでいましたが、最近ではタイムにこだわりを持つようになって週3日のトレーニングをしています。 

運動の習慣がついてから、なんだか頭がスッキリしてストレスを感じにくくなりました。
「どうしてだろう?」と思って調べてみると、運動をすると幸せホルモンと言われるセロトニンが分泌されるとか。やはり適度な運動は大切ですね。

🌷館山への愛が止まらない
さまざまなLAC拠点を訪れ、大好きになってしまったのが館山。

館山に着いた途端に幸福度が急上昇し、帰路はとても寂しくなります。まるでディズニーランドに行くときのような感覚になるのです。

どこかの土地に愛着を持つことは人生で初めての感覚で、なぜこんなに館山が好きになったのだろう?と考えてみました。

私なりに考えて出た答えは、以下の3つ。

  • 素の自分でいられる

  • また会いたいと思う人がたくさんいる

  • 楽しい思い出がたくさんある

私は輪の中に入るのがとても苦手な性格で、歓迎ムードのあるLACでも自分らしくいられた場所はごく僅かです。
大体気を使ってしまったり緊張してしまったりして、素の自分を出せないまま帰りの時間がやってきてしまいます。

しかし、LAC館山では輪の中に入るのが苦手な私でもスッと溶け込めて、初めて行ったときから自分らしくいられました。
それに加えて、サーフィンやマラソン、DIYの手伝い、バス停カフェの手伝いなど、楽しい思い出がたくさん。
館山には「ただいま」と言える行きつけのカフェもあって、”自分の居場所がある”という感覚になっています。

仕事面の変化

🌷収入が約3.5倍に
これだけ自由に生きてて、「収入がやばい」と思いきや、半年間で収入が約3.5倍になりました。
以前までは1日10時間以上の労働×30日で、ギリギリ1か月生活できる程度の収入でしたが、今は1日6〜8時間労働×25日で収入アップ。運動の時間や休日、自分磨きの時間を作れるようになりました。

「どうやったら稼げるのか」が悩みで、まだまだできていないことや知らないことも多いのですが、ひとまずあたらぼで出会った先輩フリーランスや経営者の方々を見て、以下4点を実践してみました。

  • 自分を安売りしない

  • 仕事は好き・嫌いで決める

  • ブランディング

  • 積極的に提案をする

まずは、自分の安売りをやめるところからスタート。
これまではどうしても自分への自信のなさから、少し単価が低くても「お仕事をもらえるのはありがたい」と感じ、引き受けてしまっていました。
しかし、ハマさんに案件を紹介いただき、その案件の単価を見て「あ、私はこれくらいもらってもいいんだ」と確信。
そこからは引き受ける仕事の線引きをするようになり、単価の低い案件は断るようにしました。

最初は「仕事を断ったら仕事がなくなるのではないか」「単価を高く設定したら仕事をもらえないのではないか」と心配でしたが、そんなことはありませんでした。
むしろ、私に価値を感じてくれる方が依頼してくださるようになり、気持ちのよい取引ができるように。
信頼して依頼してくださるので、私ももっと応えたい!という気持ちになります。

また、ブランディングでは、「どう思われたいか」が重要らしく、「自由・SEO・海・ライター」の4つを自分の軸にしました。
この軸を中心に、まずはSNSのプロフィール画面を整えるところからスタート。
作るならちゃんと作りたい!と思い、写真は友人のカメラマンに依頼して撮影してもらいました。
お団子ヘアや着用しているワンピース、海のロケーションも「自由・SEO・海・ライター」の軸を参考にコーディネートしています。
そして、自分を覚えてもらうために肩書きも決めました。

🌷肩書きをSEOマニア・海住みライターに
私の現在の肩書きは、「SEOマニア・海住みライター」です。
以前は単にWebライターと名乗っていましたが、「これだと埋もれてしまう!」と思い、自分を一言でアピールできる肩書きを付けました。

肩書きを付けるにあたって迷ったのが、自分の強み。
強みと言っても、そこにニーズがなければ仕事につながりにくいと考えて、大師匠のハマさんに会話の中で何気なく相談してみました。
そしたら、ポジションをどう作っていくかの話をしてくださり、「SEOは男性のイメージがあって、女性でSEOをやっている人は珍しい」イメージがあるとのこと。

そこで、今まで培ってきたSEOの知識を強みにしようと考えました。
しかし「SEOライター」は、ライター界隈では少し初心者感があるため、業界に長い人に比べるとまだ十分な知識はないですが「SEOマニア」を名乗ることに。ここには、SEOやWebマーケティングを極めるという決断も含めています。

「海住みライター」の部分は、海の近くで多拠点生活をしていることを伝えるとともに、これから開設しようとしているブログへの宣伝効果を高めるために設定。
最初は”海好き”ライターにしていましたが、”海住み”のほうがしっくりくると友人に言われて変更しました。

なお、「SEOマニア・海住みライター」を名乗って得られたメリット・デメリットは以下の通り。

〈メリット〉

  • SEOできるんだ!海好きなんだ!で会話が広がる

  • 仕事につながる
    →名刺を渡した瞬間に、「今度Webメディア立ち上げるからSEOライティングお願いしていい?」と言われたことも。

〈デメリット〉

  • SEOは人によってイメージが分かれる
    →いいイメージを持っている人だけではない。

  • SEOと聞くと、コーディングやもっと上流の工程をイメージする人もいる
    →今はライターでいたいから、どう自分をアプローチしていくかが課題。

メンタル面の変化

🌷仕事は楽しんでいいんだ
以前までの私は、仕事はつまらない、キツイ、我慢してあたりまえ、苦しいものだと思い込んでいました。

しかし、あたらぼやLACで出会った人はみんな楽しそうに仕事をしていたのです。

特に、LACの宮崎青島拠点で出会った1人の方が、自分の今の仕事や過去の仕事について楽しそうに話をしており衝撃を受けました。

最初は、「なぜ仕事の話をこんなにも楽しそうにしているのか?」と疑問に思っていたのですが、話を聞いていて納得。
言われているからやっているではなく、自分はこうしたい!という思いが非常に強かったのです。

それは、楽しそうに仕事をしている方全員にあてはまり、「やりたいことを実現する」働き方が”楽”ではなく、”楽しく”働くヒントなのだと確信しました。

私はライティング業務を行う中で、一時期「クライアントに依頼されているから記事を書いている」と、あたかも依頼してくるクライアントのせいで私は忙しいし辛いんだという思考を抱いていたときがありました。

しかし、この考え方を「絶対記事を通して成約につなげるぞ」「どの記事よりも読者のためになる記事にしよう」と変えるようにしたら記事を書かされている感がなくなり、仕事が楽しくなったのです。
そのうえ成果も目に見えるように上がり、仕事を”楽しむ”の意味を少し理解できたように思えます。

🌷自己肯定感が急上昇
あたらぼで出会った方がみなさんとてもいい方で、ほんの些細なことでも褒めてくださいました。
その環境が新鮮すぎて最初は戸惑ったのですが、次第に自分の気付いていなかった自分のよさに気付き、自己肯定感が急上昇しました。

これまでは、どれだけ頑張っても「もっと頑張れ」と言われ、無理をしてまで壁を超えてきました。そのやり方でもたしかに達成感はありましたが、自分を追い込むばかりでそこに楽しさや幸せは感じていなかったんですよね。
むしろ、完璧を求めるあまり落ち込む機会や自分をダメ人間だと思う瞬間が多々ありました。

あたらぼに入ってさまざな方に出会う中で、ライティング力や自由なライフスタイル、柔らかい雰囲気などを褒めていただき、自分の魅力を発見。 
「自分てこんなにいいところあるじゃん!自信持っていいじゃん!」となり、自分を認められるようになりました。

できない自分や自分のダメな部分は”かわいい”と思えるようになり、過度に落ち込むことがなくなりました。

🌷ポジティブになった
自分を認められるようになると、考え方もポジティブに。

今までは、「やだなー」「めんどくさいな」などの気持ちが先行していてなかなか仕事が手につかなかったり、相手の言葉を否定的に捉えたりするときがありました。
ですが今は、物事を肯定的に捉えられるようになっている自分がいます。

自分がポジティブでご機嫌な状態になると、なぜか一緒にいる人もご機嫌状態に。
このマインドは仕事にも大きく影響し、この半年間は、仕事を含めて人間関係がギスギスする瞬間が一度もありませんでした。

たとえテキスト上のみのやり取りでも、相手の言葉を否定的に受け取らないだけで、コミュニケーションが円滑に。
クライアントに提案する際も利益ではなく、本当に相手のためになることを提案できるので、結果的に感謝される形になります。
仕事に満足してもらえ、新しい仕事へとつながっていきました。

自分自身のマインドを変えるだけで、周りの環境も変わっていくのだと実感。

🌷「できない」の概念がない
私は以前まで「◯◯したいな(でもどうせ今は無理だよね)」のように、無理という先入観がありました。
たとえば、「旅しながら生活したいな(でもお金がないから無理だよね)」「古民家を改修して住みたいな(でもDIYのスキルも知識もないから無理だよね)」ような感じです。

「でも無理だよね」
が無意識に語尾になっていました。

ですが、さまざまな拠点を巡って「フランスからスペインまで歩いた人」や「会社員をしながら会社を作った人」など、自分のやりたいことを実現している方々に出会って、できないことはないんだと確信。

「でも無理だよね」のフィルターが外れ、今はなんでもできそうな気がします。

仕事を受ける際も、「苦手だからやらない」ではなく、「好きか嫌いか」で判断できるようになりました。

🌸研究に関する考察・これから

長々と綴ってきた変化をまとめると以下の通り。

  • 旅する生活があたりまえになり、館山が大好きに

  • 労働時間が減少し、収入が約3.5倍に

  • 自分を大好きになった

自分の成長をものすごく感じた半年間。
ただ、変わっていないことも。

  • スケジュール管理が苦手

  • 会話になると伝えるのが急に下手になる

  • まだまだ引っ込み思案

引っ込み思案の性格をどうにかこうにか直したいのですが、殻が厚すぎて全然破れません。
内側から小さいライターで炙った程度しか、殻を破れていません。
引っ込み思案の性格は、仕事においてもプライベートにおいても、こういうあたらぼのコミュニティにおいても不利だなと思うことが多く。

自己肯定感が高まれば積極的になれると思っていたのですが、そうでもないようです。
成果を出されている方は、みなさんガンガン積極的に行動されているので、その方々を見習って来年は私もガンガン行動できるように頑張ります!

🌸全体振り返り・まとめ

あたらぼ2期生の活動開始直後に、所長の市川さんの「自分の人生の運転席に座り、自分の手でハンドルを握る」という言葉。
この半年間で、こういうことかな?と少しわかった気がします。

何をするにも自分次第。

それに気付かせてくれ、生き生きと活動させてもらえる環境があたらぼでした。
素敵すぎる環境を作ってくださり、本当にありがとうございました。

今後、私も誰かの人生を変えてしまうような存在になりたいです。


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