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仕事を頑張りすぎて適応障害になった話④

こんばんは、大月はるです。
今日は、退職に至ったお話をしています。

※前回のお話はこちらからどうぞ。

総務人事との面談

12月に入ってすぐ、総務の方と人事部長と品川駅そばのホテルラウンジで面談がありました。
月一のペースで総務の方と電話していましたが、休みに入って直接会うのは初めて。
普段は地方の本社にいるので、東京出張と合わせて面談を組んでくださいました。

この時点で年始からの復職が決まっていたので、それに向けての意思確認の面談だと思い、現地へ向かいます。

席に着いて、最初はずっと雑談でした。
休み期間に何をしているか、先生からは何と言われているか、親御さんは心配していないですか?など、お話好きな方なので、これいつまで話すんだろう?と思いつつ、聞いていました。
会社の状況も色々と教えていただき、相変わらず大変そうだな、私またやっていけるのかな、大丈夫かなと感じたのを覚えています。

そして、傷病手当の話になり、1年半もらえますから、ゆっくり休んだほうが〇〇さんの体のためだと思うんです、という話に。

ん?これは何の話?と不思議に思いつつ、
過去に〇〇さんと同じように復職して、上手くいかず結局辞めてしまった人もいたんですよ。
(ほんとに?そんなこと聞いたことないけど、、)

〇〇さんの体のことが第一ですから、
退職することを選択してみてはどうでしょうか。

寒いと体もこわばってしまうし、不安になることも多いですし、
もう少し温かくなってから色々と行動していくのもいいと思うんですよね。

私は何も言葉が出てきません。
なんとか振り絞って口にしたのは、
「私の体調のことを考えて、復職は難しいということですか?」の一言でした。

その時、私が記入する退職届を渡されました。任意保険の手続きの用紙も。

今まで本当によくしてくださった目の前にいるお二人は、私の味方だと思っていたけれど、一瞬で、敵に変わりました。

会社側の意見は、私が再発した場合に責任をとれないからということでした。
私が再発する可能性もありますが、他の社員の方も体調不良になる可能性もあります。この理由は納得できません。

「私は会社が好きで、社長が好きで、一緒に成長していきたいと思って働いてきました。
私のことを気にかけてくれる人もたくさんいて、その人たちと一緒に働けないのが悲しいし、本当に寂しい。私にはもう選択肢がないんですよね。
気持ちの整理するだけだとは思いますけど、考えさせていただきます。」
と、最後に泣きながら伝えました。

会社に見捨てられた気持ち

その日は静岡に帰る日だったので、大きなスーツケースを抱え、品川駅の構内を泣きながら歩いていました。
新幹線の中でも涙が止まりません。母や妹と報告のラインをしながら、涙がどんどん出てきました。

自分はもう必要ない存在なんだ
見捨てられたんだ
復職してからのサポートはしてくれないんだ
自分が今まで頑張ってきた時間ってなんだったんだろう
一緒に働いていた人たちはどう思うだろう
これからどうしたらいいんだろう

それからしばらくは、夜眠ることができないほど、落ち込んでいました。考えるだけで泣けてくる状態で、本当につらかったです。

復職する選択肢はほぼ残っていなかったので、自分の気持ちを固めるだけなのですが、
悔しい、悲しい、寂しいという気持ちで耐えられませんでした。

本当にいい人に恵まれた職場だったので、その方々に会えないことが一番悲しくて・・やりきれない気持ちでした。

退職を決意

その後自分の気持ちを整理すればするほど、会社への苛立ちが増えていきました。
なんで自分がこんなことになるんだろうと悔しかったです。

ですが、会社のせいでこうなってしまった私を助けてくれないという時点で、会社が人を大切にしない場所であり、もう自分がいるべき場所ではないと思うようになりました。

それだったら、自分からさよならしてやるんだという強い気持ちを持てるようになったのです。

面談から2週間程して、総務の方に電話しました。

「最後に聞きますが、私には復職したい気持ちがあります。それでも、もう復職はできないということですよね。」

「はい、そういうことになります。」

涙をこらえて話しました。

「私は、復職するために休職を選びました。こんなことになるなら、休まなきゃよかったです。
辞めることは自分から選択していません。それだけはわかってください。」

その後、直接会社に挨拶に行くこと、荷物を取りに行くことも認めてもらえませんでした。
理由は、元気な私の姿を見せることが周りへの悪影響だから。そして、私自身もつらい思いをするから、と。

正直、もうどうでもいいやと投げやりになっていました。
この会社のことは諦めようと・・。

そして、自己都合という理由で、約2年3ヶ月働いた会社を退職しました。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
少し暗くなりましたが、会社にはもちろん感謝の気持ちでいっぱいです。
その気持も含め、明日は、適応障害になり自分が思ったことを書きたいと思います。

ではまた明日。

※追記※
⑤を更新しました。


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