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舞台に、花は咲き乱れ(二十)

 また鈴花について書いている。――いや、いやいや、それよりも。ちゃんとした意味、ってどういう意味だろうか。ちゃんとした意味、ちゃんとした意味……。
 好きって、そういう好きかな。ここまで読んだ内容と、普段の彼女自身の言動を合わせて思い巡らしてみても、その「好き」がどこまでいってしまうものなのかはっきりしない。そもそも、こんな風に考えること自体行き過ぎた解釈なのか。
 だけど、気になる。ちゃんとした意味。
 小百合は素直で、まじめで、実はほんとうのお嬢様たちよりもお嬢様だ。彼女の描く作品からも表れるように、人の感情とまっすぐに向き合うから、きっと小百合は嘘をつけない。大切な存在に対してならなおさら。
 小百合と出会って、いろんな話をした。先に「好き」って伝えたのはあたしだ。よく憶えている。あのとき、小百合も「好き」って告げてくれた。嬉しかったし、あたしたちの心はずっと近いところにあると知れた。
 では、今は――今はどうなの。あたしは、それを本人に確かめられるのか。日記を閉じて、元にあった場所に仕舞う。ドアをじっと見つめて耳を澄ますけれど、相変わらず物音がしない。小百合と向き合いたかったのは偽りのない思いだけど、やっぱり今は怖いかもしれない。
 大人になって、この三年間を振り返ったときに、どんな光景がまっさきに思い浮かぶだろう。あたしはやっぱり演劇に汗を流した日々と、小百合も関わってくれたことだと思う。あたしは舞台に弱い。小百合の描いた作品を観て、涙を溢れさせてしまったのだもの。
 大事なものを失うのかもしれないのなら、嫌だ。あたしは立ち上がった。帰ってくる前に、逃げるようにして家を後にした。蝉のかしましい鳴き声が責めるように背中から追いかけてくる。

          ●

 ついに最後の秋の舞台、当日を迎えた。天気はあいにくの曇り空でどんよりとしていた。今にも雨が降り出しそう。わたしは疲れ切った人みたいに重い足取りで、とぼとぼと歩いた。一応、折り畳み傘を鞄の中に忍ばせている。
 電車に乗った。車内は空いている。いつもならずっと立っているのだが、このときは迷わず座った。柔らかい感触に腰を落ち着ける。窓の向こうに目を凝らすと、建ち並ぶ温泉宿の方から湯煙が上がっているのが見える。こんな中半端な時間帯に温泉を満喫している人なんているのかしら。
 好きってなんだろう。唐突に思った。恋ってなんだろう。特定の誰かを好きになってしまうのはどうしてなのだろう。花音を好きになったのはなぜ。花音だけを、好きになったのは――なぜ。同性だからとか、異性だからとか関係なく、わたしは花音だけに恋した。初めて喋った日から彼女以上に強く意識した人はいなかった。片想いしてずいぶん長い。この先もこの感情に囚われたままなのだろうか。それとも、まったく別の誰かをあっさり愛してしまうこともあるかな。
 ぼんやりしていたら電車が駅に着いた。駅名が告げられてわたしはのろのろと立ち上がる。空が相変わらずすっきりしない。もしかしたら、もう二度と晴れ間を望めないかもしれない。そんなの悲しい。
 通りを歩いた。みんな、緊張しているだろう。でも、楽しみでもあるだろう。一年に一度しかない大事な機会、いいところを見せようと全力を尽くすだろう。これまで、いろんな人の全力を目に映してきた。葵さんや、いのりさん、瑞希さん、二人のミナちゃん、芽瑠ちゃん、鈴花、藍葉――そして、花音。普段から接していて、みんなのことを知っているつもりになっていたけれど、本番の舞台に上がった姿を見ると、知った気になるのは早すぎると痛感する。まだまだ底知れないものを内側に残している。それを引き出す舞台って、やっぱりすごい。偉大だ。
 演劇と出会えてよかった。葵さんに脚本を頼まれてよかった。たくさん友達ができてよかった。花音と同じ世界の住人になれて、ほんとうによかった。
 小雨が、ぽつりぽつり。傘を差した。先日、用事があって外出していて、家に戻ったら慌てた様子の花音が飛び出してきた。すごく驚いたけれど、ほんとに急いでいるみたいだったから呼び止められなかった。母親に訊くと、さっきまでわたしの部屋で待っていたのだけど、帰ってしまったそうで。部屋に行っても、特になにかを手にした痕跡もなかった。花音が座っていたかもしれないベッドに腰を下ろし、一つ息をついた。花音、なにか話したいことがあったの?
 傘を傾けて建物を見上げた。思い出の場所を、静かな心で捉える。ここからすべてが始まった。出会いも、その後の運命も引き寄せた、あらゆる出発点。
 わたしたちを打ちのめした場所。初めて一緒に観劇した劇場にやって来た。記憶していた情景とそれほど変化はなかった。
 花音、ごめんなさい。今年の秋の舞台は観ないの。みんなの演技を観たいけれど、どうしてもふつうでいられる自信がなかった。だいいち、このところ演劇部に顔を出していなかった。どこかでぷつんと糸が切れてしまって、そうなると今までのように当たり前の顔をして参加できなかった。日に日に、居場所が遠く離れていった。
 柊子は怪我から回復して間に合わせた。翡翠ヶ丘は予定通りの配役で挑む。旭山は「リボンの騎士」。サファイアは、鈴花。ミナちゃんはフランツ王子。
 傘を畳んだ。劇場へ足を踏み入れた。わたしは、仲間たちのぜんぜんいない場所で、今日を送る。たくさん笑って、さめざめと泣いて、すべて舞台のせいにしたかった。あの日から数年経って、わたしの隣の席には知らない人が座る。
 開演が待ち遠しかった。

 季節は流れた。思い煩うよりも早く、目標から逆算できるくらいにはゆっくりと。少しずつ凍えるような寒さになって、言葉を交わすわたしたちの吐く息は白い。空は青く澄んでいて、雨が降るときは雪に変わるのではと期待した。
 高校三年生の目標。次の場所へたどり着くための最後の戦い。大学や専門学校へ進学するにしても、就職するにしても、誰かのお嫁さんになるにしても、わたしたちは決断しなければならない。進む道を選べるのは自分だけ。
 わたしは大学受験をする。旭山の生徒の大多数がそうだ。就職する人は稀。ミナちゃんも大学受験組だが、どうやら関西の大学へ戻るつもりらしく、今から別れが惜しい。
 翡翠ヶ丘はどうなのだろう。受験勉強にかこつけて花音にぜんぜん会っていない。花音に会わないと、ミナちゃんや芽瑠ちゃんにも会わなくなるものだ。当たり前のように五人一緒によくいたのに、ひょっとしたらわたしたちのせいで揃わなくなったのではないかな。そうだとしても、どうすることもできない。あの頃に帰りたいけど、思うだけ。遠い日々、きらきら輝いている。
 おかげで受験勉強は捗った。志望大学が近づいてくる。このまま手中にできたら、そう願う。勉強に明け暮れ、そして年も明けた。新年早々、雪が懸念された寒い日にセンター試験があり、そこから怒涛の勢いでいくつかの大学の試験を受けた。ほんとうに、自分がその波に乗れているのが不思議なほどにすごい勢いで、すべては駆け抜けてゆく。
 また、季節は流れる。もっと思い煩っていたい、目標を掲げていたい。
 それでも、卒業する瞬間は等しく訪れる。

          ◯

 マフラーの感触が心地よくて、その温もりだけがなによりの救いだと思う。今年の冬は殊に寒い。雪が何度か降った。桜の開花も遅れるのではないだろうか。もしかしたら卒業式のときにはまだ蕾かもしれない。
 時間がけっこうある。センター試験を受け、大学受験を経て、進学先が決まった。前々から志望していた大学に見事合格し、今は毎日ぼんやりしている。誰かに会っておきたいような気もするけれど、ほかの人の受験事情を詳しく訊けない。
 だから、少しでも演技を観ておくことにした。お金を払って舞台鑑賞に赴くのもそうだし、映像を観たり、高校の部活にちょっと顔を出したりした。あたしがバトンを託した藍葉は相変わらず落ち着きなくやっていたが、部の雰囲気は明るくて、彼女の人間性だからこそ為せるのだろう、と感じた。柊子も積極的に活動に参加している。藍葉くらいあっけらかんとしていると、柊子に対して変に気を遣い過ぎないのだろう。いい空気感の中に据わっている。
 正直、心残りがある。三年生になってからのあたしは、心ここにあらず、という状態がしばしばあった。その度に芽瑠にたしなめられたり、ミナちゃんにフォローしてもらえたりしたけれど、部長としての役割を果たせていないのが自分でも分かって、ほんとうに申し訳なかった。いのりさんや紅美子さんが作っていた部の柔らかい雰囲気を、あたしは継承できなかった。
 仮定の話を持ち出すのは卑怯だけど、もし、柊子みたいな子がうちの部に入らなければ、あたしはもうちょっと上手くやれたかもしれない。あるいは、もし――小百合が脚本をやると言い出さなければ。きっとどちらか一つが現実になっていればそんなに囚われなかったろう。しかし、二つとも訪れたのだ。
 小百合は言うまでもないけど、演技者としての柊子は、あたしの中でかなり大きな存在だった。強く意識した。結果的に、バランスを保てなくなった。
 その後悔に背中を押されるようにして、後輩たちの様子を見に行っているのかもしれない。フラットな気持ちでみんなと向き合うために。
 小百合はどうしているだろう。すっかりご無沙汰になってしまった。そのうちにどこかで出くわしそうなものだが、どうかな。会いたい、でもあたしから誘うわけにはなんとなくいかない。
 小百合の顔を思い浮かべると胸が苦しくなる。ともすれば涙が溢れそうになる。同じ大学だったらいいけど。お互いにどこへ行きたいのか確かめる機会もなかった。今度こそ、ちゃんと二人で舞台を作り上げられたら素敵だけど。そんなの無理だよね。
 天気予報によると来週には真冬の寒さは暇乞いをするらしい。ようやっと春の出番だ。そして季節が春に片足を突っ込む頃、卒業式がある。今年も翡翠ヶ丘と旭山は同日に式を挙行する。桜、咲くといいな。
 最後の秋の舞台の日、あたしは緊張していなかった。予感があったから。小百合は絶対に来ない。だから、あたしをがんじがらめに縛りつけるものはなにもなかった。その代わり、練習以上の成果を残せなかった。これで高校の演劇生活は終わってしまうのかと、妙にあっけなく感じた。
 ずっと、考えている。日記にあった言葉――「ちゃんとした意味」
 空を見上げ、真昼の月を見つける。運がいいのかどうかは心の在り方次第。そこに希望を見出すことも、反対の感情を抱くことも、どちらも思うままだ。遠ざかる運命の袖、いつ、放してしまったのかしら……。

 曲がり角の先になにが待っているのか分からない。迷い道へ通じていて、どこへも行けないのかもしれない。それでもあたしは歩いてきた。この日までずっと、あたしたちは歩いてきた。
「あたしたちが話す番が来たんだね」ミナちゃんがしみじみと呟く。「ほんとに、あっという間の三年間だったな」
 あっという間、という部分に特に力を込めている。それだけ中身の濃い時間だった証拠だろう、そう返すと、ミナちゃんは笑顔で頷いた。「楽しかったね」
 三年生の教室で後輩たちが呼びに来るのを待っている。卒業式の日の朝、翡翠ヶ丘高校演劇部のお約束。いつかは話す機会が訪れると想像しつつも、やはりまだ実感がなかった。卒業したくないわけじゃないけど、胸を張ってみんなの前で話すことがあるかな、という不安は否めない。
「あたし、演劇部に入って正解だったな」
 芽瑠が手鏡を覗きながら言った。今日はツインテールをやめ、下ろしている。大人っぽさが増した。「あたしね、入りたい部活がほんとうになかったの。でも、花音とミナちゃんが頬を赤くして話してる様子を見たら、すごく興味を持った」
「芽瑠は、ひょっとしたらすぐ辞めてしまうんじゃないかな、って思ってた」
 初めて正直なことを口にした。「それに、演劇以外でもそつなくこなせそうだし」
「あたし、物事に入れ込めないというか、執着できない性格なの。だけど、演劇は違った。こんなに真剣に取り組んだもの、ほかにはないもの」
 その言葉を聞けるだけで嬉しかった。
「花音、元部長だからトリだね」ミナちゃんが悪戯っぽく笑っている。
「もう、プレッシャーかけないでよ」
 いのりさんと紅美子さんの姿は目に焼き付いている。あんな風に後輩たちの瞳に映ればいいけれど――たぶん、祈るだけではだめだ。あたしの言葉で語ろう。肩の力を抜いて、素直な心のままに。
 それから、五人の進む先はお喋りのミナちゃんによって明らかになった。翡翠ヶ丘の三人は別々の大学になってしまったが、みな、都内だった。芽瑠はなんと小百合と同じ大学の同じ学部だった。信じられない心地がしたけど、あたしは知っていた振りをした。――そこで、あたしと小百合が別れるのだと知った。三浦のミナちゃんは京都の大学に進む。
 教室の扉をノックする音がした。ならわしで、前部長のあたしが開けに行く。――だというのに、扉はそれより先に勢いよく開いた。
「三年生のみなさん、お迎えに上がりました!」
 せっかちな藍葉だ。教室の中はたちまち笑いに包まれた。愛おしい子。抱きしめてやりたい。
 藍葉が先導する形で廊下をぞろぞろと歩いた。仄かに甘い香りがして窓の向こうへ目をやる。梅の匂いが鼻を満たす。桜もほんのりと咲いていた。控えめな姿にときめく。
 やがて馴染み深い空き教室へとたどり着いた。
 なにも変わらない。大きな窓から見える景色も、ここでかけがえのない瞬間を更新している少女たちも、いのりさんから差し招かれたときから、少しも変わっていない。部長として心残りがあったのは偽りのない思いだけど、大切なものは失っていないと分かる。これからもここに宿る光だ。
 みんなが笑顔で迎えてくれた。かわいい後輩たち。その中には藍葉や智恵子、そして柊子がいる。柊子は普段の表情がだいぶ柔らかくなった気がする。
 卒業生が一人ずつ思い出を語ってゆく。過去に二度、座って話を聞いたのに、初めて立ったまま聞かなければならない。加えて、あたし自身も語らなければならない。深呼吸した。今、話したいことはなに。胸に問いかけ、その答えを余さず届けようと決めた。
「みなさん、お世話になりました。岡本芽瑠です」
 もう、二人前の芽瑠が話し始めている。彼女はどんな風に最後の言葉を述べるのだろう。
「あたしは、そんなにいい先輩じゃなかったかもしれないな、と、最近振り返って感じます。なんだかんだ、自分のことに手一杯で、やりやすい環境を作るとか、積極的に声をかけてあげるとか、もっとできた気がします。それは素直に申し訳なかったと思ってるし、そう感じるのは、あたしがいい先輩に恵まれて、演技に楽しく向き合えたからです。
 もともと、入る部活が決まらなくて、軽い気持ちで花音とミナちゃんに付いていった人間だから、モチベーションは高くなくて、こんなにお芝居が楽しいなんて知りませんでした。今はほんとうに、舞台が、そしてここにいるみなさんが大好きです。あたしを熱くさせてくれて――ありがとう」
 そうして、頭を下げた。拍手が湧き起こる。あたしも手を叩きながら、やばいな、と誰にも聞こえないように呟いていた。すでに目が潤みつつある。しゃくり上げて話せなかったら洒落にならない。
 それでは、ミナさん、お願いします。藍葉の指名に、ミナちゃんが一歩前に出る。
「おはようございます。みなさん、大変お世話になりました、塚原三七です。あー、こうやって話す日が来るなんてなー、なんか不思議な感じ。しかも藍葉が進行してるのももっと不思議……それは冗談だけど。
 はい、そうですね、あたしは入学前から演劇部に入りたいって心に決めてて、偶然同じクラスだった花音とともに入部しました。あたしは舞台が好きで、でも自分には自信がないから、演じる側の人間になることには激しい抵抗があって――だけど、今考えれば、これ以外に全力で打ち込めるものってまず間違いなくないし、あたしはこれしかなかったっていう道をちゃんと選んだ気がします。それだけじゃなく、いい役ももらえて、かわいい子にもたくさん会えて、ほんとに最高でした。
 大学でも演劇サークルとかに入りたいと思いつつ、でもいつか諦めるしかないのも分かってて――そのとき、翡翠ヶ丘で過ごした日々を思い返して、ちゃんとがんばった頃があったって思えたら、その先の道にどんなことが待ってても、きっとやっていけると思います。
 うん、上手く話をまとめられないけど、言いたいのはだいたいそんな感じです。ありがとうございました!」
 深々と礼をするミナちゃん。拍手を送るみんな。それらの光景がぼやけて見えた。慌てて指先を持って行って涙を拭う。伝えなきゃ、抱える感情の全部を。
 藍葉に促され、一歩前に出た。柊子と目が合った。一瞬、微笑んだように見えたけれど、すぐにまた無表情に戻った。あなたと出会えてよかった。あなたと一緒に舞台に立てて、よかった。
「みなさん、お世話になりました。深川花音です。藍葉の前の部長を務めさせてもらいました。やり残したことや後悔は確かにあるけど、今日みたいに晴れやかな日は言いません。いい思い出だけ話させてください。
 あたしは中学生の頃、初めて舞台を目の当たりにして、衝撃を受けました」
 あの小さな劇場はどうなっているのだろう。潰れていなければいいが。
「役者さんたちが輝いてて、自分もああなりたいって本気で思いました。そのために翡翠ヶ丘に入りました。毎年、周囲の状況は違ったけど、あたしは三年間秋の舞台でステージに立てて、主演も任されました。素敵な夢を見させてもらいました。今日醒めてしまうのが惜しいくらいです。
 もちろん、選ばれる、選ばれないの世界なので、悔しい思いをしてる子もいると思うし、華やかな側面だけじゃないのはよく知ってます。それでも、どうして演じたいと思ったのか忘れないで、自分だけの居場所で全力を尽くすことができれば、きっとその輝きを誰かが見つけてくれます――なんて、ちょっと偉そうなこと、言ってみました」
 言葉を紡いでいると、だんだん視界がクリアになってきた。気持ちが晴れ晴れとしてくる。だって、あたしを見つめるどの顔も、曇りのない笑みをたたえているから。
「あたしを見つけてくれてありがとう。みんな、元気でね」
 頭を下げたら最後だ。拍手の音に包まれながら終わりをひしと感じ、切なくなった。お辞儀をしたときに下がった髪を耳にかけた。特別な理由などないけれど、髪を伸ばしていた。
 ほんとに、特別な理由などないけれど……。

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