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周りの目を気にしすぎてしまう人へ。おすすめ本紹介。

本が好きで、よく友人にもおすすめを聞かれます。

この人にはこの本が刺さるだろうな…とかも考えるのが好きなので、

丁寧に暮らしたい
人の目を気にしすぎて疲れた
心優しい物語が読みたいな

そんな時にぴったりな本を小説とコミックエッセイから5冊選んでみました。


瀧羽麻子「いろは匂へど」


かまうのだ。かまうからこそ、こうなる。手をかけなさすぎると思われたほうが、手をかけすぎだと思われるよりも、ずっといい。

「いろは匂へど」/瀧羽麻子

食器屋を営む紫(ゆかり)と、草木染めの職人で人たらしの光山(こうざん)。

紫の暮らしぶりや、京都の街並みなど読み進めるのがワクワクします。

人にペースを崩されたくない、自分は何者にも染まらないと思っていた紫が、少しずつ変化していくお話です。

紫のややこしさというか、考えすぎちゃうところとかにすごく共感しました。


寺地はるな「今日のハチミツ、あしたの私」


もし明日人生が終わるとしたら、きっとわたしは、喜ぶ。

「今日のハチミツ、明日のわたし」寺地はるな著


頼りない恋人・安西となかなか煮え切らない付き合いをしていた碧。
そんな時に安西の故郷で養蜂園の手伝いを始めることに。

どんな状況でも、自分の居場所は自分で作っていく

大人の成長物語に心が温まります。


小川糸「ツバキ文具店」


鎌倉で文具店を営むかたわら、
伝えられない思いを代わりに伝える、"代書屋"の仕事をしている鳩子。
少し変わった依頼や、ご近所さんたちとの交流を通して、先代である祖母の想いに気がついていく。

依頼人に変わって想いを伝える、鳩子の言葉に心打たれました。
鳩子の日常の様子は読んでいてわくわくするし、
少しクスッとできるところもあって大好きな本です。


益田ミリ「どうしても嫌いな人〜すーちゃんの決心〜」


その人のことを思い出すだけで
心の中がザワザワしてくる
/
嫌いだったら思い出さなきゃいいんだけど
なぜか、好きな人のことより
嫌いな人のことを思い出してしまう

「どうしても嫌いな人〜すーちゃんの決心〜」益田ミリ著

益田ミリさんのすーちゃんシリーズです。

益田ミリさんの本で初めて読んだのがこの本だったのですが、ちょうどその時期に嫌いな人のことでモヤモヤしていたのでどんぴしゃでした。

すーちゃんの飾らない日常にも共感します。


宮田ナノ「すてきな退屈日和」


フリーランスで校閲のお仕事をしながら、小さな個人書店でも働く文月夏子さんのなんてことない日常

日常の中にもおもしろいことってちょこちょこあるんだなと思い出させてくれます。

夏子さんのお気に入りに囲まれたお部屋や暮らしに癒されました。


まとめ: 本に没頭してみたり、共感してみたり


本を読んでいると、
今の自分にどんぴしゃな言葉に出会ったり、
そうだよなぁ、という気づきがあったりします。

散歩したり、掃除したり、料理したり、
そんななんてことない日常が私は好きなんだな、と気づいたきっかけの本たちでした。

人の目を気にしすぎて疲れちゃったり、
穏やかな日常が送りたい、
という人たちには刺さる本だと思います。

暮らしの描写や絵にテンションが上がるので、
なんてことない毎日がちょっと楽しく思える気がします。

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