姉妹の旅 - 前編
私と妹
私には2歳下の妹がいる。
小さい時から比較的仲が良く、大人になってからは、親友に近しい存在。
背格好がほぼ同じで、顔も似ているので双子に間違われる。
特に打ち合わせしていないけれど、会うと服がシンクロする(私縦縞、妹横縞、同じメーカーの服など)。
そしてなんと同じ月に子供を出産したので(私は第一子、妹は第二子だったけれど)、いとこ同士が同い年。そして二人とも女の子というミラクルが発生。
そんな妹と、先日銀座でデート。
日々の子育てと仕事から解放され、おいしいイタリアンを食べ、巨大なホットケーキを平らげ、ひたすら話し、あっという間に時間が過ぎて、また元の生活に戻っていった。
そんな彼女とは、家族旅行も含めて、1番一緒に旅をしたかもしれない。
妹との旅を振り返ろうと思う。
チェコ・プラハ
妹が高校卒業の春休み、私がウイーンにプチ語学留学に行くので、その前に2人でプラハに行った。
卒業祝いにもらったデジカメでたくさんの写真を撮っていた。
ところが、プラハの地下鉄でスリに会い、新しいカメラを紛失。
夕食時大泣きの妹。
その日私の20歳の誕生日。忘れもしない。
※カメラはあとで母が保険を請求したら買ったカメラ以上の金額が戻ってきた。
スウェーデン・ストックホルム
私が大学生のころウイーンに留学していたので、妹が遊びにきて、一緒にストックホルムに行った。
北欧はとても物価が高いので、貧乏学生の私たちには食べ物においては楽しめなかったが、母が持たせてくれたお小遣いで、スウェーデンと言えば、的なミートボール(ジャムと食べるやつ)を食べることができた。
トイレに入ったら出る時蓋を閉めるか閉めないかで揉めて喧嘩した。
ラオス・ルアンパバーン
週末を利用してサクッとラオスへ。サクッとでもない。
ベトナム・ハノイを経由して、10時間くらいかかって言った気が…。
こんな弾丸旅行も、妹となら気兼ねなくできる。
ルアンパバーン(あるいはルアンプラバン)は日本でいう京都や奈良のような古都。
ラオスに流れるゆっくりとした時間、
おっとりと優しい人々、
のどかな町・村。
日本人が忘れている、心の豊かさが、人々から感じられて、もので満たされている私たちの日常を見直さなきゃ、と思った旅だった。
日本・静岡県伊東温泉
お世話になった両親に何かしたくて、2人で旅行を企画した。
ずっと行ってみたかった、星野リゾートのどこか、ということで、割と手頃な星野リゾート・界 伊東に家族4人で泊まった。
朝、東京駅集合。
両親、すでにビールを持っている。踊り子号で乾杯。
昼、伊東の道の駅でビール。
ホテル、常に何かのお酒が飲めたので、常に飲む。
夜、豪華な夕食と共に日本酒とビールをたくさん飲む。
食後、足りずに両親が持ってきたビールを妹と2人で開ける。
朝、母「私のビールが無いっ…!」と怒られる。
酒呑一家の楽しい旅行だった。
長くなってきたので、続きの旅は後編へ。
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