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全部呪いのせいにしよう

「呪術廻戦」という漫画とアニメにハマっている。

世界中にもファンが増えていると以前メディアが報道していた。

今日のようなご時世で、隙間時間や家族と過ごす時間が増えたことに伴って、アニメや漫画というコンテンツは、隙間時間を満たすためや、会話の種にするための一つの材料となっている気がする。

おばあちゃんが「鬼滅の刃」を見ていた時はとても驚いた。

話を戻すが、「呪術廻戦」は簡潔に説明すると、呪術を用いて呪霊を倒すという物語である。

そこから繰り広げられる、派手なアクションやかっこいい技は、ここ最近向暑はるの心に眠っていた、子供心というものを擽り出した。

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これまで生きてきた中で呪いといった類はあまり信じてこなかった。

というか自業自得な行動で起きた失敗などを自分のせいにしないために「呪い」という別の敵を用いて自分を守っているのだと思っていた。

しかしこんな気持ちを疑うような出来事が起きた。

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今日は久しぶりに会う友人とごはんを食べに行った。

話は最近見てるテレビや漫画の話になり、「呪術廻戦」の話をした。

そこからまた話が繰り広げられ、「呪い」や「幽霊」の話をした。

ここで向暑はるは、呪いや幽霊をばかにするような言葉を何度か発した。おそらくこれが呪いを呼び起こすきっかけになったのかもしれない。

ごはんを食べ終え、会計を済ませようと思った時、財布がないことに気づいた(呪い1)。

鞄やポケットを探しても見つからず、行きで使った電車の駅に電話をしたら、幸いなことに無事見つかった。

この時はただの自分のドジだと思っていた。

そのまま駅に向かって財布を確認した後、友人にお金を返した。

そして帰ろうと思ったのだが、帰りの電車の切符を買うお金がなかった(呪い2)。

さらに田舎の電車のため、カードなどは使えなかった(呪い3)。

さらにさらに現金をおろす場所は駅から500メートルほど離れており(呪い4)、電車は10分後に出発予定であった(呪い5)。

駅まで送ってくれた友人はすでに帰宅していた(呪い6)。

ここまできた段階で、呪いというものの存在を徐々に認めはじめた。

ただ、呪いのせいにしても何も始まらないので、ダッシュで現金をおろしに行き、なんとか電車には間に合った。

ようやく落ち着き、電車内で呼吸を整えていると、あることに気づいた。

買ったはずの電車の切符をなくしていた(呪い7)。

そして改めて切符を買い、家に帰宅し、このnoteを書きはじめた。

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ここまでが今日起きた、災難(呪い)である。

しかしよくよく考えたら、今日起きたことは全て、向暑はる自身の準備不足であり、先を見据えて行動しなかった結果である。

ただ、ここまで立て続けに起こると「呪い」のせいにもしたくなる。

気持ちを落ち着かせるためにも、「呪い」のせいにすることも悪くない。

そうだ、今日起きたことは全部「呪い」のせいである。

今日は「呪術廻戦」を見てぐっすり寝よう。


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