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【マルポテの適職】フェニックスタイプが未経験の仕事に就くための6つの戦略

エミリー・ワプニックさんが著書マルチポテンシャライトのなかで取り上げた、マルチポテンシャライトがご機嫌に働ける4つの仕事のタイプのうちの一つがフェニックスタイプです。

今回はフェニックスタイプの特徴、次の分野に移る時期に見極め方、まったく新しい業種に飛び込むときの6つの戦略について、エミリーワプニックさんの著書の中の解説および、私の実体験を交えて紹介していきます。

フェニックスタイプの特徴

フェニックスタイプとは、文字通り不死鳥のように、ある業界で数か月から数年働いたあとに、方向転換して別の新しい業界で働きだすタイプのことです。

同時に発生←ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー→順次発生

上の線上でいえば、フェニックスタイプは興味関心が順次発生側に寄っているでしょう。

このタイプの特徴はキャリアの多様性がとてもゆっくり現れてくることです。

一つの関心事に熱中し、全身全霊で取り組み、数年後にまた新しい関心事に向かって全力を傾けだすことが多いでしょう。

はたから見れば、その関心事は次々に移り変わって突飛なキャリアを歩んでいるようにみえますが、このフェニックスタイプには移り変わっていく関心事に共通する「なぜ?」があるといいます。

例えば、私の場合。

はじめは環境保全の仕事をしていました。その後地域創生にも携わりながら、今はキャリア支援や難民支援に関心をもっています。

どれも一見バラバラですが、私の場合の「なぜ?」は世界に多様性を増やして、社会をもっとカラフルにすることです。

環境保全なら→自然界のなかの生物多様性を増やしていくこと

地域創生なら→地方と都市部の人をつなぎ、文化や考え方の多様性を増やしていくこと

キャリア支援→生き方の多様性を増やして、自分の人生を主体的に生きる人を増やしていくこと

難民支援→日本社会のなかに難民というユニークな人材を増やして、日本社会の多様性を高めていくこと

なぜ?は「人生の軸」とも言い換えられるかもしれません(そのほうが見つけるのが難しいかもしれないですが)。

今までやってきたこと、逆にやっていて続かなかったことを思い返してリストにしてみると、今までの仕事のなかのすべてに当てはまる自分の「なぜ?」が見えてくるかもしれません。根気のいる作業かもしれないけど、頑張って探してみてください!

それがみつかると、これまでの一見突飛な自分のキャリアも人に説明しやすくなるはずです。

次の関心事に移る時期

さて、ここまでで自分の「なぜ?」を見極めたフェニックスタイプのマルチポテンシャライトさんたちの関心事項は、「いかに次の関心事にうつっていけばいいのか?」だと思います。

エミリーワプニックさんの本のなかでは、このように書かれています。

次の会社や業界にうつる最適な時期を見極めるためには「最悪の目盛り」を見極める必要があります。
エミリーワプニック マルチポテンシャライトより引用

エミリーワプニック マルチポテンシャライトより引用

次の業界に移る最適なタイミングは、この最悪目盛りが5~8くらいのときがいいといいます。例えば、メモリが1の時は、仕事が楽しくて仕方がないとき。一方、目盛りが9,10の時は仕事が辛すぎて心身に不調がでてくるときです。 次の業界に移る最適なタイミングは、この最悪目盛りが5~8くらいのときがいいといいます。 そのくらいの目盛りの時期だと、正気を保ったまま、最適なタイミングで、最適な場所に移ることができます。

エミリーワプニック マルチポテンシャライトより引用


できるだけソフトに次の場所へ着地するためにはある程度の計画性が必要です。

私も、自分の興味や関心があるときには、新しいアイデアをひらめいたり、やってみたいことが次々と浮かびますが、このくらいの目盛りの時には、新しい企画をたてるのが難しかったり、プロジェクトに取り組むのがつらく感じたりし始めると、そろそろサヨナラするときかもしれない、と感じます。

未経験の業界にとびこむときの6つの戦略

今あるネットワークの中で使えるツテを探す

まずは、今自分のもっているネットワークの中で、業界に近そうな人やグループがいないか調べてみましょう。単に話をきくことでも、その業界の事情がわかるかもしれないし、なんなら紹介してもらえる先が増えるかもしれません。興味を持っています、と伝えるだけでも、その先につながるかもしれないので、まずはアピールしておきましょう。


新しいネットワークを広げる

あまり、今あるネットワークが使えない場合、新しく新規に開拓してみます。SNSのつながりでもいいし、ウェビナーに参加したり、リアルのネットワークに参加してみるのもありかもしれません。さがせば新規でも飛び込めるところがあるので、気軽に参加できそうなところから、参加してみて、話やすそうな人にコンタクトをとるのがいいかもしれません。

ボランティア活動をする

もう少し、ふみこんでボランティアで活動をしてみるのもいいかもしれません。自分の関心事により近いところで活動して、実際に活動について詳しく知ることができるし、自分の関心度合いをアピールすることもできると思います。自分のスキルやパーソナルを知っている人のほうが、仕事につながりやすいのは想像しやすいはず。プロボノなどで検索してみるとよいでしょう!

無償でいいから働いてみる

これはフリーランスの人によりぴったりかもしれませんが、請け負いたい仕事をまずは無償で提供してみることです。自分のスキルややりたいことがアピールできて、クライアントの要望にはまれば、仕事を請け負うこともスムーズにできるはず。

トレーニングを受ける

もし、これからやりたいことに資格などがあるほうが有利であれば、講座などを受講してスキルを習得するのも一手です。なんといっても履歴書に書けますしね。ただ、スキルや資格は費用や時間もかかるので、費用対効果も見極めつつ、使える資格取得補助などもうまく活用しながら取得するのがよいかなと思います。

応用のきくスキルをアピールする

上記のどれもないけど、とりあえず未経験の仕事に採用してもらいたいなら、自分がこれまでやってきたことで応用が可能なスキルをアピールすることが必要です。

私はNGOで勤務した経験がありますが、マルチタスクで様々な職種を兼任していた経験(広報、営業、コンサル、進行役、財務管理、プロジェクト進行など)はどんな場所に行っても活かせるかなと思います。


さいごに

いかがでしたか?

フェニックスタイプさんが、自分の興味関心事にスムーズに移行できる参考になったらよいなと思います。

自分の興味や関心をうまく社会にフィットさせながらたのしく生きていきましょう♪

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