予約が沢山!嬉しい!でも注意すべきことも…

こんにちは

高齢者向けの美容サービスを提供している箱石(はこいし)と申します。

高齢者へのワクチン接種が進んできたため、訪問できる施設が増えてきました。

7月上旬に初めてネイル施術で伺った施設様では、初日からなんと9名ものご予約をいただきました。

9名の方を一人で施術となると何時間かかるのか?
私は一人20~30分の施術を心がけているので、3時間ぴったりでした。

施術人数が多い際に気を付けていることに、以下2点があります。

① 時間を守る
② 時間を気にしつつ、施術は丁寧に

今回は上記2点について記載したいと思います。

① 時間を守る
当たり前のことと思われますが、何が起こるか分からないのが高齢者への施術。
まず、施設に伺った最初(もしくは伺う前)に、時間は何時までに終わればよいか確認します。
その時間内に終わることが難しそうだと判断することも大事ですし、それを伝える勇気も必要です。
最初からできないことを「やれます」と伝え、最終的に出来なかった場合、施設やお客様からの信頼が非常に落ちてしまいます。
そのため、まずは、できるかできないかの判断をします。

次に、予約人数に対して想定時間がギリギリの場合は、起こりうる時間ロスを最初に考えておきます。
ご高齢の方相手ですと以下の事が考えられます。


・施術直前や施術中にトイレへ行きたくなる
・次の方のお声掛けに行っても、何のこと?という感じで、まず施術の説明が必要
・ネイルを乾かしている間にどこか触ってしまいネイルがよれ、やり直し
・施術の部屋の温度について訴えがあり、調整のために職員の方を呼ぶ(ご高齢だと寒さを感じることが多いです)

上記については、防ごうと思えば事前に防げる部分もあるため、対処しておきます。
具体的には以下の通りです。

・施術直前や施術中にトイレへ行きたくなる
→施術前に必ずトイレの声かけをする

・次の方のお声掛けに行っても、何のこと?という感じで、まず施術の説明が必要
→今日どのような事をするのか簡潔に説明できるよう、頭の中でまとめておく。もしくは職員の方の協力を得られるのであれば、直前に施術の説明をしてもらっておく。

・ネイルを乾かしている間にどこか触ってしまいネイルがよれ、やり直し
→これについては、どんなに気を付けていても起こりうるため、スピーディーに塗りなおす技術が必要です。もしくは速乾性のあるポリッシュを選びます。

・施術の部屋の温度について訴えがあり、調整のために職員の方を呼ぶ
→施術前に温度についてご利用者さまに確認。空調の設定については、事前に施設側に確認しておく。

上記の対処である程度、時間のロスは免れます。
施術人数が多いときこそ、自分がパニックにならないよう、冷静な対処と判断で時間を必ず守るようにしています。


② 時間を気にしつつ、施術は丁寧に
料金を頂いている以上、雑な施術なんて論外です。しかし、人間焦るとどうしても雑になりがちなもの。
私は丁寧な施術になるよう、以下のことを取り入れています。

・油性絵具を使ったアートはせず、ネイルシールで対応
→絵具でのアートはどうしても時間がかかってしまうもの。私はその分ネイルシールの種類を多くそろえ、シール等を用いて満足いただける仕上がりになるようにしています。

・あまりに爪の長い方は、やすりではなく最初は爪切りを使用する。
→爪が割れることを防ぐため、やすりを使用することが多いですが、あまりに長い場合、やすりだけの施術ですと非常に時間がかかってしまいます。その場合は、爪切りとやすりを併用しています。

・速乾性のあるポリッシュを選ぶ
→近年、ポリッシュも速乾性のあるものが多く販売されています。また、より早く乾くことを求める場合は、水溶性ネイルも準備します。


今回は、施術の時間に意識を向けて記載してみました。

今後も、高齢者・要介護者への美容が少しずつ浸透しますよう、介護美容についてnote記載していきます。
また、私自身、祖父母の在宅介護を行っていたので、そちらの経験もインスタグラムで書ききれない部分書いていきたいと思います。

特に、
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